2018年7月16日月曜日

巨神計画|シルヴァン・ヌーヴェル



尼でKindle版がセールだったので上下巻買ってみる。
何でも原作が刊行する時点で映画化も決定されているという注目度の高さ。
アメリカのある少女が自転車に乗っていると、落っこちるが、そこは巨大な手だった。そこから、巨大建造物の各パーツを収集するプロジェクトが始まる...
物語はすべて、インタビュー、あるいは電話などの会話のみで進むのも斬新な試み。
最後まで読み終えてもインタビュアーが謎の人物のままであり、その謎の人物から見て巨神と関連してそうな謎の人物もいて、話がどう転んでいくのか気になるところ。
パーツの集め方、プロジェクトに関わる人物、そこに起きる悲劇、様々な目線で語られるが、世界が完成した巨神を目の当たりにした時が本当の物語の幕開け。
続編もあるというので是非読みたい。