片づけしてたら出てきた'90年リリースのZepの4CDボックスセット。iPodには既に入っているので普段から聴いてるんだけど、実物が出てきたのでレビューをっていつのアルバムだww
入手次期はリリースより2, 3年後だった気がします。
オリジナルアルバムはI~IVまでしか聴いてないんだけど、当時のボックスセットブームの中、気になっていたので購入。確か中古でなく、新品で買ったと思う。
選曲はJimmy Page。基本的に可もなく、不可もなく定番曲は押さえられていると思います。個人的に唯一ケチを付けるなら、1st冒頭のGood Times Bad Timesがないところでしょうか?できれば、「胸いっぱいの愛を」より、そっちの方が出だしとしてはよかったと思います。
最近までデジタルリマスターとかされてないと思ったら、この当時でもやってるんですね。まぁ、数年前にもデジタルリマスターされてましたし、20年以上前と数年前とではデジタルリマスターの技術も違うでしょう。
彼らの歴史を俯瞰するには丁度いいボリュームです。何しろオリジナル盤は10枚(2枚組も1作ありますが)だったので、4枚組となれば網羅率としても申し分ないです。ということもあって、アウトテイクはおまけ程度です。1stのインスト、Black Mountain SideがWhite Summer/Black Mountain Sideとして長尺セッションバージョンになってます。
前期中心のリスナーでしたが、KashimirやAchiles Last Standなど後期も名曲揃いということを当時興奮しながら味わったものでした。
これも最近知ったんだけど、数年後に出たBox Set 2を買えばライブ以外の音源がすべて揃うそうなんですけど、マジですか?じゃぁ、2買おうかな?とか考えちゃいます。
日本国内盤を買ったので、日本語訳のライナーでZepの歴史もひととおり読むことができ、後追い世代としてはすこぶる貴重な資料となりました。歌詞カードはコード進行も付いていて、こういうのファンサービスとしてもっと流行ってもいいと思いつつも、他ではあまり見ませんね。やっぱりJohn Bornamが亡くなるところでバンドの歴史に幕が閉じてしまった事実は悲しいことだけど、あの4人だからできたバンドであったことを残りの3人も悟っての決断だったかと思います。
各ディスクのジャケットもちょっと洒落ていて、好きです。
また、Jimmy Pageのトラッドフォーク嗜好やJohn Paul Jonesのような幅広い音楽性もあいまって、単なるハードロックの先駆者としてだけでない世界を繰り広げることができんだな、と思います。