長年手に入れようと思いつつ、なかなか入手に至らなかったSticky Fingers。70's Stonesが好きと自負しておきながらなんとも片手落ちな恥ずかしい状態を、ようやく脱する事ができました。
ということで、70's Stonesの名盤Sticky Fingersの最新リマスター、ボーナス・ディスク付2枚組です。デジパック仕様となってます。
まずは名曲Brown Sugar。ロックにおけるリフの最もいいお手本というか、ほんとこの曲はリフあっての完成度。Bobby Keysによる中間部のサックス・ソロもいい。ベガーズバンケットから、メインストリートのならず者に至る米国ブルース回帰がうまく作用した時期で、新メンバーMick Taylorもうまくマッチしたと思う。
2曲目はアグレッシブなSway。そして、アコースティックの佳作Wild Horsesが続く。少々長尺なCan't You Hear Me KnockingではBilly Prestonがオルガンで参加。ずぶなブルースYou Gotta Move。普段こういうの訊かないから新鮮w
後半ではシングルカットされたBitchでスタート。ベスト盤でも聴いていたので耳馴染みある。ホーンセクションの鮮やかなさがポップでいい。他にはDead Flowersが格好いい。
ボーナス・ディスクはClaptonがゲスト参加したBrown Sugar。これはこれでありだけど、あのリリースされたバージョンのパワーというのは凄いなと比較できる。他にもアウトテイク集やライブ(Live At The Roundhouse, 1971)を収録。会社の詳しい人に聞くと、ブートで散々聴いた音源だとか。
スーパー・デラックス・エディションは手が出ないけど、これはこれで満足。
輸入盤なので先月のレココレがいい副読本として、重宝。