マーヴェル・ヒーロー・シリーズのアントマン、観ました。これはアヴェンジャーズ、特にキャプテン・アメリカを見ていると楽しめるけど、そうでなくとも大丈夫。
刑期を終えて出所したスコットは、前科持ちということで再就職がうまくいかず結局昔の仲間と盗みをすることに。そこで忍び込んだのがピム博士の屋敷。難易度の高い金庫も破り、見つけたのはアントマン・スーツ。紆余曲折あり、博士の狙いどおり、アントマンのスーツを着て、ミクロ化スーツを軍需産業に売り渡そうとするピム博士のかつての弟子、ダレンの会社に忍び込んで、その計画を阻止することとなる。
計画遂行のために、スーツを使いこなす特訓を開始。
極小になる利点というものがうまくヒーローの力として描かれているが、ミクロ化した際には様々なアリと意思を通わせ共にミッションに挑むのも、まさにアントマンならでは。
かつての泥棒仲間たちも、一緒に世界を混乱から救うということに興味を持ち、彼らなりにサポートしている部分も面白い。
最後までいい起伏を描きながら物語が展開されていき、ヒーロー物としても楽しめるし、スコット、ピム博士、それぞれが自分の娘に込める想いもうまく描かれていて良い。
かつてはS.H.I.E.L.D.に所属していた博士だが、「スタークなんぞにこの技術を渡せるものか」と息巻く部分や、アヴェンジャーズの施設へ侵入しようとするアントマンの前に立ちはだかるファルコンなど、本編にスパイスを与えるようにアヴェンジャーズの世界観も楽しめる。