2017年8月26日土曜日

スパイダーマンホームカミング


1人で映画館で映画を見るというのは何年ぶりだろうというくらい、 いつ、何を観たかも覚えていない。

今回はいい機会なのでスパイダーマンの新作を鑑賞。

アヴェンジャーズ・シリーズの1作品ということで、良くも悪くもどっぷりと世界観を共通にしている。アイアンマンことトニー・スタークがスパイダーマンのスーツ開発者であり、ヒーローの導き手として登場。キャプテンもとある仕掛けで登場し、今までアヴェンジャーズ・シリーズを見てきたものとしては面白い。

一方で従来のスパイダーマンの設定と異なるのも目立つ。まず、メイ叔母さんが若い。若すぎるw 登場していたヴィラン(悪役)の毛色が違う。宿敵グリーン・ゴブリンが登場しない。蜘蛛の糸は、自分で調合してボトルに詰める。

それでも高校生で正体を隠している、街を守るヒーロー、友人の親がヴィラン、という部分は従来どおり。蜘蛛に噛まれて特殊能力が身についたのもそうだが、その辺は描かれていない。

全体通して、主人公ピーターが真のヒーローとして成長していく過程を描いた物語であると言える。そこに共感もあれば身勝手さもあり、その上で反省したり、叱られたり、奮起してみたりと、今まで描かれていたテーマをなぞっている。

ヴィランであるヴァルチャーも裏の仕事をしているとは言え、社長であり、人の親であり、守るべきものがある立場だが、守るためには非情になることができ、そこが悪役としての凄みを押し出している。ピーターとの対決は見もの。

エンドロール後におなじみのエピローグがあり、最後にスパイダーマンは帰ってくる、という文で締めくくられる。続編に期待したい。