2017年8月21日月曜日

イエス全史 | マーティン・ポポフ

イエス全史 天上のプログレッシヴ・ロックバンド、その構造と時空

イエス本ですね。来日時にも数冊出てましたが、買わずにやり過ごしていたけど、今回は「全史」ということで期待してゲット。
デビューから番長クリス・スクワイア逝去までを網羅し、トピックには日付も記載しながら、題名に相応しいバンドの歴史を俯瞰できる1冊となっている。

それでも、従来の「イエス・ストーリーズ」や「Close To The Edge」と比べるとディテイルが不足している感はある。あの2冊の情報のボリュームはすごかった。

やっぱり、このバンドであまりつまびらかにされていない、あるいはもっと補完して欲しい情報は

・79年のパリ・セッション〜ドラマ後の解散
・エイジア結成前のトレヴァー・ラビンの動向
・ユニオン期(イエス・ストーリーやClose To The Edgeでは結構詳細な記事あり)
・トーク・ツアー後のラビン脱退
・アダム、オリヴァー、ウェイクマンの2人の息子の加入
・ビリー・シャーウッドの再加入
・AWR結成の動き

といったところでしょうか?