2018年6月25日月曜日
豚角煮天丼@てんや
てんやの期間限定メニューは魅力的で旨そうなやつが多い。残念ながら、毎シーズンすべての限定メニューを食べることもなかなか難しく、「厳選」して挑戦権を叩きつけるのだが、今回の顔ぶれではこの豚角煮天丼一択であった。
卵が付いているからという子供じみた理由ではなく、角煮が好き、大好き、大好物、大興奮という魂の叫びに従い決定したのである。
そして、角煮天丼のお出まし。
一目見て、角煮少ない。少なすぎないのぉ、これぇ!?とちょっと心の水面に穏やかでないさざ波がたったが、食べてみたら合点がいった。
やはり、どこまでいっても豚の角煮。元から旨い。そして、天ぷらという衣を纏ってもやはり旨い。旨すぎる。旨すぎて食べ過ぎ必至。カロリーも半端ない。ぱない。
際限ない沼に陥らないように、舞茸先輩をはじめ、レンコン、ほうれん草という面子でバランスを取っているのだ。
舞茸先輩やレンコンは実績ある手堅いレギュラー選手。こいつらが脇を固めていれば付け入られる隙もなかろうという采配だろう。読める。
しかし意外な新顔、ほうれん草の天ぷら。これが侮れない。あの水気の多い青菜を天ぷらにする発想が素晴らしいし、角煮の強さに合っている。
そして、角煮と双璧をなすと言っても過言ではない玉子の天ぷら。これも旨すぎる。今までも半熟卵を乗せたメニューはあった。
そこに安住せず、一歩踏み出す勇気。厨房でも手間だと思うがこの手間をかけてくれる気のきいたメニュー。
角煮が2つ、卵は1つなので、どーしてこれだけなのよぉぅと、山岸由佳子並みに身悶えながら訴えかけたくなるが、このパーフェクト・ハーモニーに気づいたの手間行儀よくたいらげたのだった。
とここまで描いて駄文極まりないと思ったが感じたままの勢いも大事なので、このままにしておく。