2018年6月18日月曜日

ソングス・フロム・ケープマン|ポール・サイモン



1997年リリースの「リズム・オブ・セインツ」の後の作品。
前2作がアフリカや南米などの民族音楽を色濃く取り入れていたが、ここでもその影響みたいなのが残っていると思う。しかし、今作はアメリカ的な感じ。古き良きアメリカみたいなものが、思い出される。アメリカ人じゃないけどww

何でも実話を元にしたブロードウェイ・ミュージカルのための作品のようで、舞台を観てないので何とも言えないけど、元々ストーリーっぽい歌詞が多かったので、特別奇をてらったアプローチでもないかと思う。

女性コーラス、ボーカルの使い方が絶妙なSatin Summer NightsやSunday Afternoon、ドゥーワップなQuality、印象的なピアノのThe Vampires、いかにもミュージカルらしいTime Is an Oceanなどバラエティーに富んでいるところが本作のミソ。