以前読んだ「第六大陸」がよかったので、別の作品をと思い手を出したのがこれ。
表紙などから、SF色のあるファンタジー風仮想歴史物かと思いきや、大災害からの復興というストーリー。普段地震のないところに大地震が来て、帝都が壊滅。公官庁も機能しない、という状態で陸軍や生き残った政治家、官僚がどうこうしようとしていく。表舞台に出ない元老のアドバイスで生き残りの皇族を旗頭とするようになる植民地総督府のセイオは...
この作者ならではの災害にまつわる細かい描写、生き残った者たちのそれぞれの思惑、など続きが気になる。