Rushの4枚目のアルバムで彼らのプログレッシブなスタイルが確立したと言える、大作も収録した名盤。
なにはともあれ、A面の2112組曲がかっこいいですね。7つのパートに分かれた組曲で、冒頭のOverture〜Temples Of Sirinxが物語の幕開けにふさわしく徐々に盛り上がる、スピーディーな展開で一挙に引き込まれます。ここでもLifesonのギターがいいですね。
歌詞はNeil Peartが担当し、シリンクス寺院が支配する未来のディストピアを描いたSF的物語だそうで細かいところは良く分かりませんが(笑)、それぞれのパートのタイトルと曲でなんとなく浮かんでくるんだから、その構成力がすごい。
ジャケットの☆マークもシンボルマークとしてドラムキットを始め様々なものに見え始めた頃で、そういう意味でもバンドというものが確立されてきた上り調子の時期かと思います。
1. 2112
I: Overture
II: The Temples of Syrinx
III: Discovery
IV: Presentation
V: Oracle: The Dream
VI: Soliloquy
VII: Grand Finale
2. A Passage to Bangkok
3. The Twilight Zone
4. Lessons
5. Tears
6. Something for Nothing