ホームズや乱歩を除くと、あまり推理小説の類を多くは読まない方なので、ミステリー定番というものをとおらずにここまで来たけど、Amazonでアガサ・クリスティーガイドが出たので、目を通してみたところ中々面白そうな話もありそう、ということでまずは2冊ほど買ってみる。
Kindle版が安かったのでそちらで購入。そのうちの1冊が本作、アクロイド殺し。
探偵は変人というのはホームズから始まって、ある意味名探偵の素養の1つぐらいになっているが、はじめてお目見えするポワロは異邦人としての振る舞いの方が印象深いので、あまり探偵的曲者臭が強くない。
ネタバレにつながるので多くは書かないが、容疑者もトリックもそれほど奇抜ではないが、物語として読ませるではないか、というところが名作たるところなんでしょう。
次は「オリエント急行の殺人」を読むので楽しみ。