ここ最近は「展覧会の絵」ブームなので色々聞き直している。ラヴェルによる管弦楽版をはじめ、ピアノ、オルガン、シンセサイザーなど。そして、この山下和仁によるクラシックギター版は、随分久方ぶりに聴いた。これに限らず、あまりクラシックギターアルバムというもの自体聴かなくなっていた。
で、改めて聴いたけど、この小さなオーケストラとして再現されるムソルグスキーの組曲、やっぱり凄い。。違和感ないし、各曲のテイストもイメージどおり。一流のプレイヤーは単に曲を音として再現するだけでなく、楽曲として表現するものだなということがよく分かる。
欲を言えば、今の耳で聴くともう少し音にハリというかパンチがあってもいいような気がする。この辺は演奏というよりは録音とかマスタリングとかそっちの領域な気がする。
ストラヴィンスキーの「火の鳥」も演奏しているが、こちらもなかなかのもの。