2025年9月20日土曜日

Roll with the Punches | ブライアン・アダムス

ロール・ウィズ・ザ・パンチズ (デラックス・エディション) - ブライアン・アダムス (特典なし)

ブライアン・アダムスの新作。
先行イメージでブライアンがボクシンググローブで殴られている写真が出ていたが、単に殴られているだけでなくそのパンチを自ら首をひねってダメージを軽減させているというものらしい。
タイトル通り、人生のパンチを受け流しながら前に進んでいくというメッセージが込められているようだ。
全体的にシンプルなロック色が強く、特にギターが前面に出ているのがいい。曲によってオルガンやブルースハープも入っているが、あくまで主役がギターという感じ。
前作もシンプルで良かったが、今作もなかなか良い。こうごちゃごちゃとアレンジしないことこそ、後年になっても色あせない作品になる秘訣なのかもしれない。多分、10年後、20年後聴いても今日と同じ感じで聴けるだろう。

冒頭のタイトルトラックからガツンと来るギターリフが光る。
曲名の韻の踏み方が絶妙な、Never Ever Let You Go。
Life is Beautifulのどことなく青臭さが残る歌メロ、バッキングのギター。
ハーモニカのフレーズが刺さるLove is Stronger Than Hate。
語りかけるような謡口でアルバムを〆る、Will We Ever Be Friends Again。

どれも外れ曲なし。

自分はボーナスディスク付きデラックス・エディションを購入。アコースティックバージョンなども収録されているが、これがデモという感じでもなく、しっかりとしたアレンジで聴かせる。特にNever Ever Let You Goのアコースティックバージョンは良い。

もう70代なのに本当に死ぬまで18を地で行くロック・ヒーロー。恰好良すぎる。