久しぶりに聞いたので、ちょっと振り返ってみる。
活動が長いバンドならではの話でイエスもやはりベスト盤が多い。
ただ、プログレ・バンドのベスト盤となると長尺曲の扱いが難しいことから、なかなか決定版なるものがなかったりする。
自分もイエスで言えば、81年に1枚もののコンピ、クラシック・イエスや、93年に出たベスト・オブ・イエス(Hilights: The Very Best of Yes)も買ったけど、どちらも選曲が今一つ。
今思えば、ボックスセット「イエスイヤーズ」と同時に出た「イエスストーリー」がなるほどと思うベスト盤だったのかもしれないが、4枚組の「イエスイヤーズ」を買う層はわざわざ2枚組のこちらを買うこともないから、ファンは素通りしてしまう気がする。
35周年記念としてリリースされた本作はジョン・アンダーソン在籍時代の(トレバー・ホーン在籍時も含むが)代表曲をほぼ網羅し、長尺曲も収録した決定版とも言える。惜しむらくは「危機」が未収録であること。
それでもデビューアルバムからアンダーソン最後の参加作である「マグニフィケイション」までのアルバムから選曲されており、イエスのいいところが聴けるという意味ではおすすめ。
このベスト盤、UK盤とUS盤で内容が異なる。
US盤はアコースティックライブの音源も含んだ3枚組。当時は、当然こちらを探してゲットしたのでした。US盤の弱点はUK盤にある「悟りの境地」がないこと。そこは痛しかゆし。
ロジャー・ディーンによるカバー・アートもやっつけ感がなくていい。
