8人YESによるUNIONと前後してリリースされたHowe師匠のサードアルバム。前二作と比べてフュージョン色が強く、ボーカルはゲストも含めて一切なしのインストアルバム。自分にとっては初めて聴いた師匠のソロ。確か、御茶ノ水のユニオンで中古でゲットしたんだと思う。
UNION収録曲の元ネタ曲がわんさかあり、Unionの仕上がりはああだけど素材はほとんど自分が提供しているんだよ、というアピールなんだろうか?Bill Brufordも数曲ゲストで参加している。
クレジットを見れば分かるようにギター・フリークの師匠らしく、使用楽器を事細かに明記してくれている。Hint HintでKotoが使われているようで、どことなくオリエンタルな出だしの音色がそうなのかもしれない。
全体的に聞き流してしまいそうな感じだけど、Union収録曲の元ネタとなっているだけにパーツとなっているフレーズはいいものもあり、次作のGrand Scheme of Thingsにつながるスペイシーな感じの仕上がりになっている。