2011年6月16日木曜日

大聖堂 (下):ケン・フォレット

大聖堂 (下) (ソフトバンク文庫)

いよいよ最終巻。

一度はキングスブリッジを離れたジャックだが、後を追って来たアリエナの思いに心を開き、再び大聖堂を建てるために戻ってくる。

物語が進むにつれ、年月も経ていくのだけど、これがまたうまい。

ジャックはどこまで行ってもジャックであり、フィリップもどこまで行ってもフィリップであるのだが、ここで驚くのがリミジアスに降り掛かる出来事と彼の振る舞い。これは是非読んで確かめてもらいたい。

とにかく、各巻のあおりがおおげさでないくらい傑作であることは確か。