昨年数年ぶりのブランクを経て新作Banks Of Edenを出したばかりに感じていたので、正直もう出してきたかというTFKの新作。速報的に開封の儀のみ先に投稿しましたが、聴いた感想を。
冒頭Tower Oneは10分超える長尺。正直、ここからアルバム通して1回目は正体がつかみづらい感じ。
ただ2回目以降耳慣れてくるのか、フレーズが良く感じてくる。タイトルチューンDesolation RoseのフレーズがSilent Graveyardsで再登場し、終幕を盛り上げる様はさすが。「フレーズ」と書いたが、2回目も正直「メロディ」という感じではなく、合間合間の「フレーズ」におっ!と耳を奪われる感じ。いつもながらのシンフォニックなサウンドではあるが、幾分重々しい面が増し、YES的な疾走感を期待すると違うかも。元々円熟したプレイヤー集団でしたが、バンドそのものが熟成し落ち着いた感があります。
アナログ盤のリッピング。この記事にあるように1枚目の冒頭Tower Oneで針が進まなくなる不具合、というのがあるらしく心配していたが、結果特にトラブルなく再生できた。報告見る限りは結構な数の不良が出ているようだけど、同じ尼でもロットか何かで違うのか?運がよかったのか、返品することもなく助かる。
と書いて後日分かったのはやっぱり不具合はあった。針が進まなくなることはないものの、針飛びする箇所が冒頭Tower Oneの33〜36秒あたりで発生していた。うーむ。
創作意欲旺盛なStolt先生はTransatlanticも活動し始めており、新作が来年頭(1月下旬)にリリース予定。海外のプログレイベントにもTFK、Transatlanticとして参加するなど、ますます盛んな活動となる見込み。日本にも行きたいようなので、ここは是非来日公演を実現して欲しい。Transatlanticとの組み合わせだとうれしい。