2009年のリマスター盤発売以降、Beatles関連書籍が発売されているわけだけど、これはアナログ盤をフィーチャーした1冊。
まぁ、データ的に詳細な本ではないけど、冒頭の対談からして、モノラル押しなところにこだわりを感じたり、モノラルの良さが伝わってくる。CDだけどMono Box買っておいてよかったと胸を撫で下ろす。
珍しいところでは、The Long And Winding Roadのストリング・アレンジを担当したRichard Hewsonのインタビュー。当時Let It BeのプロデューサであったPhil Spectorの依頼で仕事しただけだが、Paulが気に入らずしばらくは口をきいてもらえなかったとか。その後、PaulのRAMのインストゥルメンタル版であるThrillingtonでは一緒に仕事する機会があり、そこでは和やかに仕事できたそうだが、こういうエピソードは面白い。