レディオヘッドの「OK Computer」からもう20年経ってしまったということにまじ驚く。まぁ、そりゃ自分もおっさんになるわな、と時の流れを痛感。クラシック・ロックの○○周年記念盤というのも随分買ったし、見てきてけど、いよいよレディオヘッドもそんな中に入るのねと。
自分でもレディオヘッドにはまるかと思いきや、それほどでもなく適当に距離を置いていた感じ。当時は同僚に借りて聴いてたが、ちょっぴりフロイドっぽさのある浮遊感が散りばめられた、クールなデジタルロックという印象だった。
20周年盤が出るというニュースを見て、せっかくだから聴いてみるかと思い立って輸入盤で購入。ちなみに、同時にビーチボーイズの「Sunshine Summer 1967」も買ったので、そちらはまた後日レビュー。
それこそ20年ぶりに聴いたOK Computerはそれほどデジタル臭がする感じでもなく、今聴いても古臭くないいいロックだった。
「Airbag」、「Let Down」、「Karma Police」、「No Surprises」が好き。少々、氷のような冷たさがあるようなところに惹かれる。
ダークな感じの歌い方もあれば、ニール・ヤングのような泣きそうな声で歌っているものもあって、1枚とおして聴き終わるとCranberriesを聴いた後のように、心に穴の開くような気持ちになる。揺さぶられていたな、と感じる。