2018年3月5日月曜日

Flower Power |The Flower Kings



年初に到着したフラワー・キングスのボックス・セットKingdom of Coloursを毎日少しずつ聴いてるが、過去にレビューしていないこのボックスで初めて聴いたアルバムについてちょっとずつ感想を記したい。

ということで、まずはFlower Powerから。
前作Stardust We Areに続き2枚組の超大作。1枚目は1時間近い組曲Garden of Dreamsとしており、そこでコンセプト・アルバム的アプローチでまとめ、残りは従来的なフラワー・キングな曲、込み入った構成の曲やポップな曲が収められている。
イエスやジェネシスのようなシンフォニック調が得意な彼らだが、The Mean Machineはピンク・フロイドの「On The Run」っぽいダークな曲もあり、終盤でベルが鳴るんじゃないかという錯覚に陥ってしまう。こういうのもやるんだなと感心。

2枚目はこれまでのようなスタイルを元に自由にやっているが、前作Stardust We Areも2枚組だったが、この頃はそれだけの創作意欲が湧いていたということかと思うが、ちょっとここまで膨らませる必要もないかと。1枚ものの方が散漫な感じにならずに良かったかな、と。

ここでの教訓なのか次作Space Revolverでは1枚に凝縮してくる。

メンバーを見ると、この頃はベースがまだロイネ・ストルトの弟のマイケル・ストルトだったのね。ヨナス・レインゴールドは次作スペース・リボルバーからの参加。