2025年3月8日土曜日

イエス・ミュージックの夜 | アンダーソン・ブルフォード・ウェイクマン・ハウ

An Evening Of Yes Music Plus (Live, Shoreline Amphitheatre, California, 1989) [2025 Remaster]

再発のニュースを聞いて正直買おうかどうか悩んだけど、結局買ってしまった。一応、動機としては映像付きだから。それと昨年の来日公演で「閃光」のアナログ盤買ったし、その流れでというよくわからない意味づけもしながらも、映像作品単体で買うことはめったにないのでおまけ付で、かつリマスターもされていて当時のリリースで未収録分も収録ということで買うことに決めた。正直、映像作品ってそんなに見返さないから無駄遣いと言われると頭が痛い(笑)

内容としては一時期散々聴いていたので、ある意味耳タコ。Startship Trooperなどの未収録だった音源はトニー・レビン入りのNECライブで聴いたアレンジと同様なのでこれも特に初の感動みたいなものはない。
ただ、演奏内容には満足しているし、後追いファンの自分としてはスタジオアルバム「閃光」と8人イエスの「結晶」のロジャー・ディーンのジャケットがテイスト似ているなぁとか、ファンになったころバンドの状態がこのごたごただったことを思い出しながら、確か初出93年の本作で聴いたメドレーやら往年の名曲、ABWHとしての新曲の出来に大いに盛り上がったりした思い出が蘇る。当時は自分も20代でした(涙)
特に最初のメドレーであえてロンリー・ハートを入れてくるあたり、無邪気という名の邪気いっぱいのジョン・アンダーソンの強権が発動し、ハウ師匠も断れなかったのかな、と。

90sのプログレ勢リバイバルの立役者とも言えるABWHの記録として、もし聴いてない人がいたら是非おススメ。
当時のCDは分厚い2枚組ケースで、ジャケットと同じデザインのステッカーが付いてました。