2013年11月27日水曜日

岸部露伴は動かない - 荒木飛呂彦

ジョジョ4部の登場人物、岸部露伴のスピンオフ集。いくつかは他の単行本やムックに収録されていたので既読だが、改めて1冊通して読む楽しさ、そして怖さ。

スタンドの有無は別にして、荒木が描きたい恐怖というのは伝わる。六壁村は秀逸。キングの短編集にもありそう。ジョジョ不在でもジョジョ独特の「奇妙さ」がにじみ出ており、「何を描いてもジョジョになってしまう」というかつての作者の発言も納得。

この後も新たな露伴エピソードを期待したいが、ついでにデッドマンズQの他のエピソードも出てこないかな、と期待。