デヴィッド・クロスビーが亡くなりました。81歳だそうな。晩年はかつてのバンド仲間と険悪な状態だったと思いますが、追悼メッセージは愛情、友情が感じられる温かみのある、彼との思い出を大事にしていることが伺えるものばかりで嬉しく思います。
自分がデヴィッド・クロスビーを知ったのは、やはりCS&N、CSN&Y。THE ALFEEつながりで彼らがコピーしていた、影響を受けていたバンドということで知ったのがきっかけ。高1か高2の頃だったと思う。
GuinnevereやDeja Vuのような、ちょっとサイケな曲担当みたいなイメージが強いけど、Deltaのような優しい感じの曲もあって、職人気質なスティルスやハイトーン・ボイスでポップ指数高いナッシュと比べると正直つかみどころのない音楽性だと思っていた。
CSNのバイオ本でもクロスビーのロック・ミュージシャンらしい破天荒さが描かれている一方で、繊細でナイーブな感じのところもあって、一筋縄ではいかないキャラクターであることも分かる。
そういった強い個性があるからこそ、各人の名前を取ったCS&N、CSN&Yという永続的でないバンド、というか音楽プロジェクトが成り立っているんだなぁと感じる。
CS&Y結成前のバーズ時代も共作も多いが、曲作りに貢献。I See Youは後にイエスにカバーされることになる。
イチオシのベストトラックはDeja Vu収録のAlmost Cut My Hair。CSNボックスの未編集テイクを聴くのもよし、CSN&Yのライブ盤「CSNY1974」で聴くのもいい。