2025年5月2日金曜日

プリーズ・プリーズ・ミー | ザ・ビートルズ

プリーズ・プリーズ・ミー - ザ・ビートルズ

一昨年新曲が出たり、Let It Beやアメリカ上陸を捉えたBeatles' 64などの映像も公開されたこともあり、その人気は60年近く過ぎても衰えることがないビートルズ。
もう、自分も一番聴いているのは間違いなくビートルズだし、ギターのレパートリーもほとんどそれ。もう何周もアルバムを聴いているのに、いまだに新たな気づきがあるのも嬉しい。
そのデビュー・アルバム「プリーズ・プリーズ・ミー」。自分の中では最初はカバーもあり、黒いなと思ったアルバム(もっともそれは「フォー・セール」の印象に引き継がれる)。
だけと、タイトル曲やLove Me Do、そして冒頭のI Saw Her Standing Thereなどのいかにもビートルズな曲もあってか、結構気に入っている。
そして、後に同じ構図で大人になった4人が青盤のジャケにも使われるそのアルバムカバー、シングル収録分を除きほぼ1日(12時間)で完成させたという事実、その録音の最後にしゃがれた声のジョンにTwist And Shoutを歌わせたというエピソード含め、輝かしい伝説の幕開けにふさわしいバックグラウンドもたっぷりで、興味がつきない。

自分はこの中であえて、「Do You Want To Know A Secret」を推したい。シンプルな演奏ながら、コーラスも気持ちよく、シャイなジョンの心象が現れる歌詞もいい。
ロックンロールの中にこういうさりげない曲を織り込む。こういうのが初期ビートルズだよな、と感心。

モノクロ、ステレオ、両方聴いたけど、どちらがいいとか無粋なことは言わず、両方聴いて好きな方をただ楽しめばいい。