
連休の散歩の際に久しぶりに聴いてみたビートルズのアウトテイク集(海賊版)。アンソロジーの登場以降、めっきり聴くことが少なくなってしまった。実際、ながらくポータブルプレイヤーに未格納状態でいたが、スマホを入れ替えた際になんとなくこのシリーズだけ入れ込んでおいた。他にもゲット・バック・セッションのブートもいくつかあるんだけど、散漫なのと今となってはそれこそLet It Beのスーパー・デラックス・エディションで聴けるのでいいかな、と。
で、このVol.1はデビューからフォー・セールぐらいまでの頃のアウトテイク集となっている。実際のところかなりアンソロジーとの重複があるので、今となってはわざわざこれを探してまで手に入れなくてもいいような気はするものの、ここにしかない音源があるのも事実。自分は買ってないんだけど、iTUnesで売ってた1963年のセッションとかぶるのはあるだろうね。
最初はVol.2とVol.3を当時ビートルズ・シネ・クラブ(現:ビートルズクラブ)に入っていたのでそこから通販していた。その後、このシリーズやBBCのブートのほとんどは、90年台初頭に新宿東口の新星堂で買ったものばかり。ワゴン売りされてて、1枚千円もしなかったと思う。いい時代だ。
There's a Placeはたしかアンソロジー未収録。I Saw Her Standing Thereも複数のテイクが楽しめる。
久しぶりに聴くと作品の出来上がる過程が垣間見えて、素人ながらにアーティストが作品を作る様子をわかった気になれるのが本当に面白い。個人的には、ビートルズの各音源を楽しみながらその背景を知ることを「ビートルズ学」と勝手に読んでいるが、そう思ったきっかけの作品でもある。
今後、ラバーソウル以前のアルバムもデラックス・エディションが出るとなると、そこにも当然アウトテイクは入ってきそうだから、ほんと今からは無理に本シリーズを買う必要はないかな。