2025年7月4日金曜日

In the City of Angels | ジョン・アンダーソン

In The City Of Angels

DUで見つけた中古盤。以前から気になっていたアルバムで、TOTOを始めとするアメリカ西海岸系ミュージシャンがバックを固めている。

TOTOメンバー以外ではDan HuffやLenny Castroの名前もあり、この辺小田さ和正のファースト・ソロ・アルバムにも参加しているミュージシャンとも重複していて面白い。余談だけど。

こういうメンバーだからなのか、AOR風というか結構ポップな曲調で、イエスでの直近のアルバム「ビッグ・ジェネレイター」のポップ路線、商業路線が嫌だと言って飛び出した割には、それほどプログレ、前衛的なテイストはほとんどなく、この頃は単にトレヴァー・ラビンと折り合いが悪いだけかということが伺える。

これで売れればまた違ったんだろうけど、曲は悪くないものの、パンチが弱い(古いw)のか、思ったほど売れなかったのかこの路線はこれでおしまい。この後ABWH結成へ向けて動くのだけど、これで売れてたら違っていたのかも。

冒頭のHold on to Loveこそ耳に残るも、一聴してもあまり記憶に残らず、繰り返し聴くかというとそうでもないかと。
それでも朝のイージーリスニング的に気楽に聴ける部類ではあるので、聴いているうちに新たな発見があるかもしれない。