いわゆるジョジョ4部のノベライズ。全編オリジナル・ストーリー。
乙一と言えば恐怖、恐怖と言えば乙一。ええ、今考えました。けど、そういう風に捉えている作家。
これまでもノベライズがあることは知っていたけど、まぁべつにいいかという感じでスルーしていた。先週、春樹訳のフラニーとズーイを探していたところ肝心のそれは見つからず、本書が文庫になっていたので、ケン・フォレットの長編と一緒に買った次第。まぁ、半ば出会いがしらみたいなもので、さほど期待せず読み始めてみた。
杜旺町で起きたある事件をきっかけに、いつもの面々が事件の真相を探る、というストーリー。「いつもの面々」よりも本作の中心人物に関する部分がやはり面白い。
ひとつ難癖つけさせてもらうならば、スタンド名がミュージシャン関係でなさげ。bookがつく曲名などあるだろうに。
こうなると、西尾維新の<DIO物語>も気になる。