2015年3月23日月曜日

ツイッター創業物語 - ニック・ビルトン

ツイッターを生み出し、世界のサービスとして育て上げた、創業者達のまさに<物語>。

ITの力を信じていて、世界を変えられる、と思っていた若者達が、期待以上の繁殖力で拡大する事業、サービスに翻弄されながら、友情を裏切りで切り捨てる必要に迫られる状況は、読んでいてほろ苦くなる。

長年使っている身としては、最近まで売上がないことにソワソワしてしまったり、会社が大きくなっても中身が企業としてはまったく未熟な体質・体制にがっかりというかしょんぼりしたり。

良くも悪くも、強力なカリスマ性を発揮するリーダーが統率していないが故の、CEO交代劇の日常化で、因果応報という感がする。ビズ、エブ、ノア、ジャックと個人で見れば気の良い奴ら、なんだろうけどFacebookのザッカーバーグほど人を信じてない訳でないところがトップとしては詰めが甘いんでしょうか?

まぁ、自分もキリキリやれないないので、読みながら居心地悪くなったりw

今はGoogleの1サービスであるBloggerがエブがスタートアップ企業で開発したもの、という今さらながらの事実に感動したが、膨大な広告表示先として、新たなトウモロコシ畑でも買うかのようにGoogleが買収したというのだから大企業は容赦ないなぁ。