年始に某営業部長と話していたら、お互いジャズ好きであることが分かり、少しではあるがどんなのが好きかみたいな会話で盛り上がった。向こうは年上ということもあり、ガッツリと聴いていたようで実家にも相当な数のレコードがあるんだとか。
そんな中で聞いたのが、Horace Silverというピアニスト。誰ぞと思って調べたらArt Brakeyと一緒にやってた人なのね。
ということで、Art BrakeyのNight At Birdlandです。これはいいライブです。
CD、レコード共にVol.1とVol.2と分かれて発売されている。
Vol.1出だしはPee Wee Marquetteによるショーの幕開けを告げるアナウンス。こういうところから収録というのが、ライブ全体を余すところなく味合わせたいというBrakeyの粋な計らいか。
アナウンスに続きいきなり熱い演奏のSplit Kickが始まる。Moanin'のレビューにも書いたかもしれないけど、さほど好きなタイプのドラマーではないけど聴き入ってしまう魅力があるのも事実。音だけでこれなので、ステージ観たらもっと楽しいんだろうな、と想像。
トランペットでブイブイ言わせてたCliford Brownが紹介され、Once In A WhileではBrown落ち着いた、けれどもよく動くフレーズで進んでいく。
いよいよ目当てのHorace Silverの手によるナンバー、Quicksilverが始まる。Silverのピアノが疾走していくがそれと併走するようにBrownのトランペットが負けじと吹き荒れる。
Vol.2のCDにはQuicksilverのAltenate ver.が収録されているが、Vol.1のバージョンが好き。
A Night in Tunisiaも派手な演奏で、ここではCurley Russellのベースもブンブン歌っている。
とにかくショー通して賑やかなライブ。