2016年1月7日木曜日

三位一体 - THE ALFEE

三位一体(通常盤)

我らがTHE ALFEEの6年ぶりのニュー・アルバム三位一体。昨年末にゲットして、繰り返し聴いてましたがようやっとレビューしたいと思います。

大体そんなに経っていると思わなかったと感じる一方で、前作が「新世界」なのか「One -Venus of Rock-」だったのかおぼろげだったりw

40周年の年に新作出さなかったのね。40周年ライブ盤は出たか。

もうすっかり円熟期が長いですが、まだまだ枯れるには早いw いつものALFEE節が盛りだくさん。

オープニングを飾る「オリオンからの招待状」は3人のボーカルが次々交代していくALFEE得意のスタイルで幕開け。これはライブでも映えそうだ。

2曲目は坂崎師匠の乾いたボーカルが似合う、「碧空の記憶」。ファーストやセカンドといったアコギの浪漫派フォーク時代の楽曲っぽいと思ったら、「ガロ」を意識した曲とのこと。60歳の還暦も過ぎた3人が将来への不安と期待が入り混じった、初々しくも青臭いこの歌を披露するのが凄い。本作で一番好き。

4曲目「G.S. I Love You -あの日の君へ- 」はGSをここまで全面的に押し出してきたか、と感心する良作。彼らの音楽の多様性は面白い。

うちは随分前からウルトラマン・シリーズを見なくなってしまったんだけど、ウルトラマン・ギンガの主題歌「英雄の詩」は桜井さんメインボーカルの勇気を与えてくれる応援歌。ハードロック・テイストでありつつ、本作全体を包むGS調な雰囲気があっている。「運命のプレリュード」と言った言葉選びは本当に高見沢さんらしいw

ラストを飾る「Glorious」は21世紀の彼らのアンセムだと受け取った。幾分言葉を詰め込み過ぎな、吉田拓郎風になりそうなAメロでは昔や今を歌い、サビのパートではうつろう日々の中にあった「Glorious 」を確かめ、前へ明日へ進むことを強く歌っている。「終わりなきメッセージ」、「明日への鐘」、「Pride」に並ぶメッセージ・ソングではないか?

今回は通常盤以外にボーナス・ディスク付きが3種出たので、それらを購入。正直、もうこういうのは勘弁して欲しいと思いながら、こうしてゲットしているあたりがファンの悲しい性。

ライブ盤付きが一番いいですね。ノンストップ・ミックスはもうちょっと普通につなげても良かったんじゃない?と思ったり。楽曲解説ディスクは、ネットで配信でも良かったんじゃないかなぁ。それこそ、違うライブ音源の方がありがたい。

三位一体(初回限定盤A)

三位一体(初回限定盤B)

三位一体(初回限定盤C)