2016年1月15日金曜日

天冥の標IX Part 1 - 小川一水

年末に出てました小川一水のSF大作の新刊。他にも古本で「WOOL」、図書館で浅田次郎の「一路」、Kindleで伊藤計劃の「The Indifference Engine」など読んでいて結構忙しくw、買ったのが年明けてから。手元に来たら速攻読み進めた。

前巻の続きとなり、カドム、ラゴスや地球から来た2人組を擁する探索組とプラクティス側に捕まったゲルトールト側の2軸を中心に物語は進んでいく。以下ネタバレもあるけど、感想を。

行方不明だったアクリラがカドムと合流。地球からの2人組が艦隊からの先遣隊であることが分かり、太陽系人類が生きながらえて、さらにプラクティスを殲滅させようとしていることが明らかになったことが、個人的には大きく進展したなと感じた部分。

そして、その艦隊にはダダーであるノルルスカインの副意識流も潜んでいて、メニー・メニー・シープのノルルスカインと邂逅、異星人カルミアンの母星との接触など、クライマックスへの助走が始まった。

今回はPart 1ということで、IX巻Part 2が気になってしょうがない。