2024年10月26日土曜日

水曜の朝、午前3時 | サイモン&ガーファンクル

10年以上ぶりに「アコースティック・ギター・マガジン」を買った。S&G特集だったので、ギルドギターの話などは興味深い記事でよかった。つい、ポール・サイモン=マーティンというイメージで固まっていた部分もあり、確かに昔からギルドのギターを持った写真が多く出てましたよね、それとコーラスのつけ方。デュオでこれだけ人気が広まったというのも、やはり二人のハーモニー。その魅力について解説されているところも新鮮。

アコースティック・ギター・マガジン (ACOUSTIC GUITAR MAGAZINE) 2024年12月号 AUTUMN ISSUE Vol.102 (表紙:SIMON & GARFUNKEL ポール・サイモン新論 / 特別歌本小冊子付き)

ただ欲を言わせてもらうと、別冊付録のスコアはコード譜メインで本誌であれほどタブ譜開設しているのに、あれ?という感じ。自分は、なんだかんだ言って、90年頃に買ったシンコーミュージックのギタースコアが一番参考になっている。

Wednesday Morning 3 Am (Exp)

さて、元旦にも全アルバム制覇しておさらいしてましたが、改めてSimon & Garfunkel のデビュー盤「Wednesday Morning, 3 AM」。カバー曲も多く、後のフォークロック、ポップ色よりは純粋にフォークソングとしての色が強い。重ねられている楽器が少ないせいか、二人の息づかいも近く感じることができる。

オリジナル曲では、後にバンドのオーバーダビングでヒットする「The Sound Of Silence」、ラストを飾るタイトル曲「水曜の朝午前3時」がいい。
とにかく詩人なPaul Simon。The Sound Of Silenceというセンスもいいし、Sparrowやタイトル曲での物語を感じさせる部分なんか好き。SparrowはPeter Gabriel時代のGenesisなんかが取り上げてもよさげ。水曜の朝~は、結構シビアな内容の歌詞。強盗をして後悔している若者について歌った歌。

S&Gを何も知らない人が「冬の散歩道」、「明日に架ける橋」よかったなぁ~と期待して聞くと、この全体的に暗いトーンからちょっと雰囲気違うかもしれないけど、2人の若者の打算も何もない等身をあらわにした、100%のS&Gです。

(昔のブログに掲載したものを元に追記、修正して掲載)