表題曲が有名なハード・バップの名盤と言われているArt Brakey率いるJazz Messengersの1枚。
あの印象的なピアノのイントロは、ジャズに疎くてもどこかで聞いたことあるメロディだと思う。
自分も最初に買ったジャズのコンピレーションに入っていたと思う。調べてみたら丁度20年前のCDだったw 年取るわなw
さてMoanin'の内容ですが、なかなか賑やかな1枚というか、快活な演奏に満ちてるという印象。
表題曲は印象的なピアノが曲の顔のように見えて、すぐさまトランペットの引っ張るような強烈なフレーズが押し出され、テナー・サックスもグイグイと食い込んでくる凄まじさ。個人的にはArt Brakeyのドラムにそんな惹かれるもんでもないけど、ここで味わえる一体感はさすが名盤、名演奏。ハード・バップが何だかも理解していないけど、カッコいいとは思う。
続くAre You Real?も元気な演奏で続き、その後を受けるAlong Come Babyで少々ペースダウン。ここで聴ける艶っぽいサックスが気に入っている。
The Drum Thunder SuiteやBlues Marchは、ドラマーがリーダーだからということなのかはわからないけど、Art brakeyの技がフィーチャーされた2曲。
〆はスタンダードCome Rain Or Come Shine。自分の少ないジャズ・ライブラリでもBill Evansを始め、プレイヤーのバリエーションが増えてきた。今度並べて聴いてみたい。
CDはアナログ盤に未収録の表題曲のAlternate Take。