Take Fiveが入ってるよなと思い先日町田のディスクユニオンで中古アナログで買ったやつ。
出だしのBlue Rondo à la Turkからして変拍子というか、普通の4ビートでない曲でにやりとしてしまう。ELPでもやりそうな感じの曲。
続くStrange Meadow Larkはオーソドックスな4ビートのリリカルでどこかクラシカルでもある曲。本アルバムで一番長い。
3曲目がTake Five。この曲のみDave Brubeckでなく、サックスのPaul Desmondの作曲となっている。独特の5ビートでぐいぐい進んでいく。変わったリズムなのにキャッチーなメロディで耳に残る。初めて聴いたのはコンピレーションNow Jazzだったけど、そこでも異彩を放つ1曲だったと思う。
B面最初はThree to Get Ready。軽やかなワルツで、BrubeckのピアノとDesmondのアルトサックスの掛け合いが素晴らしい。そして無理やり終わらせている感の強いエンディングが面白い。
いささか風変わりな1枚ではあるけど、Take Fiveのおかげでジャズ名盤選に常連入りしており、聴けばそれはTake Fiveだけではない聴きごたえあるジャズであることがよく分かる。