いよいよ来日も間近となったポールのアーカイブ・シリーズ第10弾はエルヴィス・コステロとの共作が話題となり、ポール復活の契機となった会心作、フラワーズ・イン・ザ・ダートです。
これはリアルタイムで購入した最初のアルバムなので、それなりに思い入れもある。それこそ、当時はテープにダビングして毎日相当聴き込んだ。まだ高校生でお金もなく、初来日は行けなかったけど、当時の盛り上がりをそれなりに楽しんでいた。
さて、今回もデラックス・エディションを選択。CD3枚で、1枚はオリジナルのリマスター。冒頭のマイ・ブレイブ・フェイスの唸るベースが素晴らしい。
2枚目はコステロとのデモで一部自作のオフ・ザ・グラウンドに回される素材もある。
3枚目は後にツアーバンドとなるレコーディングメンバーとのデモ。
どちらも曲の良さがよく分かり、完成されたバージョンのアレンジの巧みさ、プロデュースの恩恵が感じられる。
この頃からアルバム未収録曲が一気に増えるが、ディスクには未収録でダウンロード特典とされている。ちょっとこれは、つれないんでないの?と思いながら、ダウンロードしてiTunesに突っ込む。初来日記念盤収録のP.S.Love Me Doは未収録。
DVDにプット・イット・ゼアーを丸ごと収録してくれてかなり嬉しい。VHSで持ってた。あの膝叩きポールの姿は必見。
デラックスならでは装丁、同梱物も充実。本作がポールのジャケットアート中では一番の出来と思っているが、そのバリエーションを楽しめる写真集もある。こういうのもダウンロードできると壁紙にできるのになぁ。
今回も当然輸入盤で購入なので、日本語解説なし。そのかわりと言ってはなんだが、レココレのフラワーズ・イン・ザ・ダート特集もゲット。
この圧倒的ボリュームを堪能したい。
リアルタイムでのリリースから何度か再発してたけど、3枚も買っていたとは…