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2026年6月6日土曜日

ダンジョンレインの少年たち(The Boys of Dungeon Lane) | ポール・マッカートニー

ダンジョン・レインの少年たち (通常盤)(SHM-CD)

80歳を過ぎてなお現役のポール。新作の発表と同時にYoutubeで新曲先行配信するなど積極的。
動画も見たが、ノスタルジックな気分になれる曲で安堵した覚えがある。
そして、新作を聴いた正直な感想は、事前に言われてたとおり「内省的な」内容なので地味なのかと思いきや、バラエティに富んだ内容だった。

何回か聴いて気に入ったのは、やっぱり先行配信されていたThe Days We Left Behind、ポールならではのメロディが光るMountain Topと締めくくりのMomma Gets By。
耳になじんでくるにつれ、いいじゃないかと思えてくるから不思議。

アップテンポなナンバーもあるものの全体のトーンとしては、「フラワーズ・イン・ザ・ダート」のようなきらびやかさや、プロデューサーとガチンコした「ケイオス・アンド~」のような派手さはなく、落ち着いた感じはする。自分は前作(マッカートニーIII)のような自然体さを感じた。
昨年終盤からウイングス祭り(ベスト盤やドキュメンタリー、サントラ)でその時代の曲を聴く時間が多かったので、余計にそう思ったのかもしれない。

 

2026年4月25日土曜日

Final Flight | Paul McCartney & Wings

 

あるブログでの紹介記事を読んで、ブートっぽいけど久々にこういうのもいいかもと思って買った1枚。
カバーアートはあまりポールっぽくない、パワフルなイラスト。

ポールの70年代最後のライブ。今思えば、キャリアの割にライブアルバムが少ない気がする。
「ウイングス・オーヴァー・アメリカ」が黄金期の定番ライブ盤として完成されているから、あえて他の時期のものを出す必要がなかったというのは分かる。
でも今回のライブ盤を聴いて、やはりその時そのときのメンバー編成、セットリストというものがあるので、やはり貴重な音源であると確認。

ビートルズナンバーのGot To Get You Into My Lifeから始まるが、いいオープニング。
ビートルズナンバーもいくつか演奏されているが、LucilleやTwenty Flight Rockといった定番カバーもあり、ソロ初期のEvery NightやHot As Sunから当時の最新作Spin It OnやArrow Through Me、Rockestra Themeまで幅広く演奏されているのがいい。そういう意味では現役バリバリのバンドだったんだなと改めて思う。

数年前に出た「ワンハンド・クラッピング」だって黄金期に差し掛かる頃のライブだけど、あれもいいライブ盤だった。
いっそ、各ラインナップのライブのアンソロジーなんかも出してくれてもいいかもしれない。

本作の後に日本公演を予定していたが、ご存じのとおり麻薬所持で税関にて逮捕ということで、
ここから約10年間、ライブ・ツアーは封印されることになるけど、その前の最後のきらめきとして魅力あふれるものになっていると思う。


2026年2月28日土曜日

マン・オン・ザ・ラン:オリジナル・サウンドトラック | ポール・マッカートニー

【メーカー特典あり】マン・オン・ザ・ラン:オリジナル・サウンドトラック (SHM-CD)(特典:ポストカード付)

アマゾン・プライムで公開されたポールのドキュメンタリー映画のサウンドトラック。
ノーマークで、前日に気づいて慌てて購入した。
当初、昨年秋にウィングスのベスト盤出たばっかりなのに、それがサントラ代わりにならんのかと不満げに思っていたが、視聴すると、サントラの内容に納得。

一言でくくれば、文字どおりサントラ。それ以上でもそれ以下でもない。厳密にいえば、こちらはウィングス以外のソロ曲も収録されている。

視聴すると各場面が目に浮かんでくるし、それぞれの場面がやはり曲に合っているということがわかる。
ベスト盤「ウィングス」は広くそのバンドの魅力を伝えることが目的であり、サントラはあくまで映画の副産物。そう思えば、今回別作品として音源がリリースされた意味はあると思う。ほんと、昨年のベスト盤とタイミングが近いのと、収録曲も重複するのでいささか混乱するが、映画を見てからサントラを聴くと、より楽しめると思う。

映画の方も簡単にさらっておくと、ビートルズ解散時期からウィングス解散までのポールの活動をたどったドキュメンタリー。特にポールの内面を吐露する場面もあり、興味深い内容。
ウィングスのメンバー脱退については、もう少し突っ込んだ内容も欲しかったが、まぁそんなものか。
最後のラインナップについて「あのウィングスは別物」、というデニー・レインのコメントが印象的。
そしてさらに衝撃的な成田空港での大麻所持での逮捕事件。当時のニュース映像も織り交ぜながら、センセーショナルな事件として取り上げられている。当然、様々な記事で知っている内容ではあったが、こうして映像で見るとより大きな印象を受ける。
ジョン・レノン銃撃事件があった後の、ポールの心境も興味深いし、ジョンの息子、ショーンのコメントもポールへの気配りというか思いも伝わってくる。
2時間弱の時間の中で非常に分かりやすくまとめられているので、ポールファン、ビートルズファンは必見。


2025年11月8日土曜日

ウイングス

ウイングス (SHM-CD)

ポールのウイングス時代の曲のみを集めたベスト盤。以前、似たようなものでウイングスパンもあったけど、あちらはソロ名義の曲も入っていたので、こちらは純粋にウイングスの曲だけを集めたものとなってい。


キャリアの割にはそれほどベスト盤を乱発しているわけではないポールだけど、2016年のピュア・マッカートニーが内容としては充実しておりほぼ満足しているので、正直あまり期待しないで買った。


聴いてみて意外に良かった。やっぱり、「ウイングス」としての統一感というものはあったんだなと再認識した。メンバー変更も多いバンドではあったけど、ポールのソロ曲とはまた違った「バンド」の魅力がある。


後追いで聴いているとどうしても、ウイングス≒ポール・マッカートニーという図式で長らくウイングスを特別区別することなくポールのソロ時代として捉えていたのだけど、当時はれっきとしたバンドとして活動していたわけで、今回のベスト盤はまさにベストだと思う。ウイングスパンの時にこのコンセプトでやるべきだったのかもしれない。


バンド・オン・ザ・ラン、ジェットというった定番代表曲からアロー・スルーミーやラブ・イス・ストレンジなどちょっとマイナーな曲までバランス良く収録されている。通しで聴いてもどれも70年代と時代がまとまっているせいで違和感なく聞きやすい。


ウイングスパンやピュア・マッカートニーにも収録されていない地味目な(笑)ロンドンタウンを耳にして、あの粘っこいながらもきらびやかなギターソロのサウンドにはっとさせられた。ここまでのベスト盤に入ってないから、93年のコレクションシリーズ以来のリマスターだと思うけど、こういう発見があるのもベスト盤の楽しみの一つ。


正直ダウンロードでもいいかと思ったけど、CDで買って良かったと思う。外箱で表のロゴや後ろの曲目一覧の部分がエンボス加工されていて気持ちがいい。ブックレットも詳細な説明や写真も充実していて、物理メディアにした甲斐が十分にあった。国内盤にはブックレットの全文和訳もあり読み応えあり。

ウイングスパンのときも初回盤はレンチキュラー印刷による3Dジャケットだったので、物理メディアの装丁にはそういう遊び心があるのが嬉しい。


なんとなくで買った割には随分満足している。ウイングスの魅力を再発見できたし、改めて70年代のポール・マッカートニーの音楽を楽しむことができた。




2025年9月13日土曜日

プレス・トゥ・プレイ | ポール・マッカートニー

プレス・トゥ・プレイ - ポール・マッカートニー

86年リリース。ちまたの評判も良くないが、自分も確かにポールのアルバムの中で「聴かない方」のアルバムであることは間違いない。

ヒュー・パジャムによるプロデュース、10ccのエリック・スチュワートとのコラボなど話題性はあったけど、この時代に迎合しようとしたのが裏目に出たのか、仕上がりとしてそんなに面白くない。

冒頭の「ストラングル・ホールド」とか「オンリー・ラブ・リメインズ」などポールらしいメロディ光る佳曲もありながらも、他の曲はさほど心躍らない。
それでも「トーク・モア・トーク」とかは意外と耳に残るし、素材としてはいいものもあるんだろうけど、料理の仕方が良くないのか。

'93年再発時にボーナストラックとしていくつか収録されているけど「スパいず・ライク・アス」とか、なんだか頑張っているけど空回りしている雰囲気もあり、たとえば、これがウイングスで仕上げたらまた元気でゴキゲンなロックになったなじゃないかと思える。

とにかく80年代のポールのスランプの極みたいに言われているけど、本当に'89年の「フラワーズ・イン・ザ・ダート」で復活するまでは色々あがいていたんだと察する。

ボーナストラックだけど最後を飾る「ワンス・アポン・ア・ロング・アゴー」は制作時期が少し後なだけに、プレス~のようなサウンドにはなってなく、メロディも流麗で完成度も高い。こういうの聴くとさすがポール、天才!となる。


2025年6月21日土曜日

ウイングスパン

Wingspan (Hits & History)

2001年に出たポールのベスト盤。ポールというかウイングス時代を中心に前後のソロの曲もちょっと入ってます。2枚組で1枚目にみんが知っている曲、2枚目に通好みの曲を集めたらからね、という気軽な感じでリリースされたもの。

 

89年以降の曲がないのも物足りなかったけど、あのジャケットをはじめとする装丁や国内盤を買ったので読み応えあるブックレットも良かったので、その時はまぁまぁ聴いていた。

 

なんとなく、オール・ザ・ベスト!の拡大版というか増補版的な感じに受け取っていた。ここにワンス・アポン~が入っていれば個人的にはさらに完ぺきだった。あとはあれだ、ジュニアズ・ファームが短縮版になっていることがもったいない。

 

ポール誕生日週間だったので、久しぶりにランダムプレイで聴き直してみた。ピュア・マッカートニーという上位互換もあるけど、こっちは幾分カジュアルにポールのエッセンスが楽しめていいかもしれない。


2025年2月22日土曜日

オフ・ザ・グラウンド(シングル編)

Hope Of Deliverance

明日への誓い(Hope of Deliverance)

オフ・ザ・グラウンドからの最初のシングル。8cmで購入。アルバムより先に出てた気もするけど、どうだったっけ?
カップリグはBig Boys Bickering。この曲の歌詞で、ポールが初めてFu*kと言ったとか。まぁ、ビートルズの頃からそういう歌詞は歌ってなかったとは思う。当時これが話題として取り上げれてたのが、なんかピンとこなかった。

Hope of Deliveranceだけでなく、このBig boys~もアコギが多くフィーチャーされたカントリーテイスト溢れる1曲。こんなゆったりなカントリーっぽさは珍しいのではないか?

C'mon People

 カモン・ピープル(シングル)

オフ・ザ・グラウンドのラストを飾る曲がシングルカット第2弾としてリリースされた。たしかこれは輸入盤で入手したような気がする。8cmでなく普通のCDサイズで、かつ普通のプラケースではなく、デジパックでもなくちょっと変わったケース。

しかも4曲入り。表題曲以外には以下の3曲がある。

I Can't Imagine
Keep Coming Back to Love
Down by the River

表題曲はアルバムでは最後にCosmically Consciousがフェードインしながらかぶって入るが、ここではそれがない、クリーン・エンディング。
I Can't Imagineは出だしこそいいけど、あとは少々凡庸な、シングルのカップリングとしての埋め草的なレベルではあると思う。
Keep Coming Back to Loveはヘイミッシュ・スチュワートとの共作。ポールとのボーカルの掛け合いはいいけど、曲としてそんなに魅力は高くない。
Donw by the Riverはカップリングで一番好き。アンプラグドの影響がいい感じに作用しているのか、オフ・ザ・グラウンドのセッションでのこの手の曲の完成度は高いと感じる。

ジャケットも適当じゃない感じのアートで気に入っている。

Off the ground [Single-CD]

オフ・ザ・グラウンド(シングル)

アルバムからのシングルカット第3弾は、タイトルナンバー。しかし、イントロにアカペラのラ・ラ・ラというコーラスが追加されている。こういう小細工がうれしい。そしてマニア泣かせ。

こちらも8cmではなく通常のサイズのCD、国内盤でゲット。
タイトル曲以外は以下の3曲。

Cosmically Conscious
Style Style
Sweet Sweet Memories

Cosmically ConsciousはアルバムラストのC'mon Peopleのラストにかぶって入って曲の完全版。ポールはこういう仕掛けが好きね。全体的に万華鏡のようなきらびやかなサイケ感ある感じのサウンドで60s風なのがいい。
Sweet Sweet Memoriesはこの中ではイチオシ。隠れた名曲。どことなく懐かしさのあるオールディーズな匂い。クオリティは低くないが、アルバム本編のテイストと違うといわれるとそうかな、とは思う。バックのウーウー歌っているコーラスもこの曲に魅力を引き上げている。

2025年2月8日土曜日

オフ・ザ・グラウンド │ ポール・マッカートニー

オフ・ザ・グラウンド

93年リリースの89年の復活ワールドツアーも成功し、そのメンバーでレコーディングしたアルバム。
個人的な好みでは前作の方が好きだが内容に遜色なく、むしろこちらの方が勢いもあって充実していると取る人も多いかと思う。それぐらいの傑作。
前作のデラックスエディションでも確認できるが、本作収録曲が既に前作制作時点でも取り上げており、この時期の創作意欲の高さが伺える。

出だしのタイトルトラック、Off The Groundからしてかっこいい。

続く、Looking For Changesも力強いギターフレーズから始まるアップテンポなナンバーで、とにかくライブ映えするし、当然それを意識していると感じる。

3曲目、Hope of the Deliverance、邦題明日への誓いは先行でシングルが出てたっけ?当時8cm CD買ったのを覚えてる。ここではイントロがアコギのストロークから始まるが、91年に公式海賊版というタイトルでMTVアンプラグドに登場したライブ音源が出ているが、ここでのアコースティックの取り組みがフィードバックされているんじゃないかとも思われる。

4曲目Mistress And Maidはコステロの共作から分かるように前作からのマテリアル。後年のベスト盤やライブ盤にも収録されたりしないので、それほど人気曲じゃないのかもしれないけど、この3拍子に乗るマイナー調のメロディ、生活感あふれるぼやきのような歌詞が好きで、自分の中では本アルバムの中で一番気に入っている。

愁いのあるマッカートニー・メロディ、I Owe It All To You。イントロのフレーズはメロトロンとか。

続く、Biker Like an Iconはウイングスでもやりそうなアップテンポなロックナンバー。ポールのシャウトがかっこいい。

7曲目Peace in the Neighborhoodはここまでの曲に比べると一休みできる感じの1曲。ちょっぴり粘っこく歌う感じが面白い。
Golden Earth Girlは、出だしの牧歌的なメロディでがっちりつかみ込むマッカートニー・ミュージックの典型的な流れ。サビのコーラス、ギターのアルペジオも美しい。

9曲目The Lovers That Never Wereはコステロとの共作。4曲目といいなぜか本作収録のコステロ共作曲は3拍子もの。マイナー調のメロディで地味に感じながらも歌い方なのか本作でも印象強く残る1曲。

10曲目Get Out of My WayはBiker~のようにライブで盛り上がりそうな1曲。ホーン・サウンドのおかげでゴージャスに仕上がっている。

Winedark Open Sea。これは10数年気づかなかったことがあって、フェードアウトして終わるのだが、その一番最後の部分でPaul?による叫びが入っていること。後輩に指摘されるまで気づかなかった。というか結構音量上げて聴いてないと分からんよ。

ラストを飾るのはC'mon People。来日公演でもジョンの写真を写したりと印象的な1曲。Paulの80s版Anthemであり、JohnのGive Peace A ChanceへのPaul的解釈とも言えるんじゃないかと勝手に思ったり。ラストにアンコールっぽく、Cosmically Consciousが流れてアルバムは終了。

前作からシングルが頻繁にリリースされ、アルバム未収録曲のカップリングの多さがマニア泣かせに。本作のシングル3枚は一応国内盤すべて、リリース当時に買ったのでよかった。共作もあるとは言え、この頃の創作意欲の高さがよく分かる。

2024年6月22日土曜日

バンド・オン・ザ・ラン、ワンハンド・クラッピング | ポール・マッカートニー&ウイングス

『バンド・オン・ザ・ラン』50周年記念エディション (SHM-CD)(2枚組)

ワン・ハンド・クラッピング (SHM-CD)(2枚組)

昨年リリースされたけど、節約のためしばらくAmazon Music Unlimitedでアンダーダブミックスだけ聴いてたんだけど、今回ワンハンド・クラッピングが出るというので、それと一緒に購入。 「バンド・オン・ザ・ラン」は、ポールを聴き始めてすぐの頃に手を出して聴いていたので今更レビューも感想もないんだけど、やっぱり名盤。 アンダーダブミックスを聴いたせいか、オリジナルの良さ、特にアレンジの良さ、というものが良くわかる。

結局、「バンド・オン・ザ・ラン」はポール作品の中でも特に完成された名作だな、と再確認。

そして、企画ライブ「ワンハンド・クラッピング」。これがなかなかバンドの勢いがあっていい。バンド・オン・ザ・ランのデラックス・エディションでは一部お披露目されたけど、物足りない。なぜそこで完全版として入れなかったのか不思議。 それが2枚組の音源で登場とか、うれしい限り。この手のアイテムってまだあるんじゃないの? 

「ジュニアーズ・ファーム」や「マイ・ラブ」といったウィングスの定番曲から、「トゥモロウ」のようなライブバージョン初めての曲、後年発表される「アイル・ギブ・ユー・アリング」なども披露されており、ウィングスを知るにも必携ともいえる作品となっている。

ということで、ポール漬けですね。

2024年1月15日月曜日

ワンス・アポン・ア・ロング・アゴー | ポール・マッカートニー

久しぶりにポールの「ワンス・アポン・ア・ロング・アゴー」を聴きたくて、スマホのライブラリで検索してみたら「プレス・トゥ・プレイ」収録分しかない。あれ?「ピュア・マッカートニー」にも収録されてないんだっけか?

いつぞか、ストレージの容量削減でベスト盤を何枚か削除するということをしたが、おそらくその時に「オール・ザ・ベスト」を削除してしまったのかもしれん。スマン。

だって、他で全部聴けるから。と思ったら、「ワンス・アポン~」は収録時間が異なるので、これはと思いリッピングしなおしました。

で、改めて「オール・ザ・ベスト!」を聴くと、こりゃ隙がないベスト盤だわな、と感心。
買ったのは初来日前後。ビートルズを一通り揃え終わり、ポールやジョンのアルバムに手を出し始めてた最初の頃に買ったと思う。それでも先に「ウイングス・グレイテスト・ヒッツ」を買った気がする。

まぁ、そこからそんなに時間置かずに本作をゲット。曲数も多く、代表曲ばかりなので、当時は愛聴してました。

そりゃ、「ジュニアズ・ファーム」がないとか上げると切りがないが、CD1枚でまとまったものとしては十分な出来上がり。

ジャケットやブックレット内に配された各曲をイメージしたイラストが素朴で愛らしく、これまたアイコンとしてきちんと表現されているところも好き。

その後、「ウイングスパン」や「ピュア・マッカートニー」も出すけど、長きにわたる偉大なキャリアの割にはベスト盤を乱発しないのは、いいことだと思う。
ちなみに自分は普通に国内盤CDです。UK盤と収録曲は同じ。

で、聴き直した「ワンス・アポン~」はエンディングがちょっと短いぐらいで、まぁそんなものかと。しかし、久しぶりに聴いてその歌メロだけでなく、間奏のギターソロ、バイオリンソロの流麗さに感動した。特にうねるような憂いのあるバイオリンソロ、なぜ以前は気付かなかったんだろう?




2023年6月18日日曜日

ポールのアルバムジャケット・ベスト3

ポールが81歳の誕生日を迎える。長生きしてくれるだけでありがたいのに、現役感も凄い。

またライブが観たいけど、とにかく健康第一で過ごしてくれるといいなと思う。

自分の音楽生活で、初期にビートルズにハマったからポールも自然にハマるようになった。当時は、90年の初来日直前の盛り上がりも凄く、そういう中で否応にもジョンよりも優先してポールに傾倒していったところもある。

沢山アルバムをリリースしているポールだけど、結構雑なアルバムアートのときがある。スピード・オブ・サウンドやドライヴィング・レインなど。

自分の中でのベストはやはりフラワーズ・イン・ザ・ダート。あれに勝るジャケットはないんじゃない?

ちなみに、ベスト3は以下のとおり。

・フラワーズ・イン・ザ・ダート

Flowers In The Dirt

・バンド・オン・ザ・ラン

バンド・オン・ザ・ラン

・ウィングス・グレイテスト・ヒッツ

Greatest

ウィングス・グレイテスト・ヒッツとあえてここに含めなかったオーバー・アメリカは正直甲乙つけがたいところもある。

ヒプノシスによるファーストやヴィーナス・アンド・マースもいいんだけど、ちょっと物足りない。

2022年11月7日月曜日

CHOBA B CCCP(バック・イン・ザ・USSR) | ポール・マッカートニー

バック・イン・ザ・USSR

1988年に旧ソ連でのみ発売されたポールのロックン・ロール・カバー集。
当時ソ連のロック・ファンのためにということで西側諸国では入手困難だったため、ブートが出回るようになってしまった。結果、91年に全世界でリリースとった。自分はそのCD化の際に買った。その時既にボーナストラックでソ連でLP発売時より収録曲数が増えてますね。

自分の中では制作上の経緯はどうあれ、ジョンの「ロックン・ロール」に対するポールの「バック・イン・ザ・U.S.S.R.」みたいに思っていて、当時から一緒に聴いてました。

ジョンの75年の「ロックン・ロール」が訴訟問題がきっかけだったり、プロデューサーのフィル・スペクターが録音テープを持ち逃げするなど逆境が目立つのと同じように、ポールも84年の「ヤァ!ブロードストリート」は映画は芳しくなく、肝心のアルバムも過去の曲のリメイクが目立ちぱっとせず、86年の新作「プレス・トゥ・プレイ」で評価を得られず低迷していた時期で、いわゆる「スランプ」のレッテルが貼られて、やはり逆境に立たされた状況。ポールの場合は、スランプから抜け出すためにいっちょ初心に帰ってみようと、いわゆる「ゲットバック」気分で始めたプロジェクトだったんですな。

だからなのか、サウンドは物凄くシンプル。エンジニアはピーター・ヘンダーソン。「スピード・オブ・サウンド」や「ロンドン・タウン」にもエンジニアやアシスタント・エンジニアとして参加している旧知の仲。

ビートルズでもおなじみの「カンサス・シティ」で幕開け。ビートルズ時代の演奏と同様のアレンジ。続く「トウェンティ・フライト・ロック」はポールのエディ・コクラン節が楽しめる、キレのある1曲。
「ルシール」、「ザッツ・オールライト・ママ」などビートルズのBBCライブでも演奏されており、ポールの定番持ち歌だったことが分かる。
「エイント・ザット・シェイム」はジョンの「ロックン・ロール」でもカバーされていて、比べてみるのも面白い。

自分の中のベストは「ローディ・ミス・ローディ」。

リンダが一切レコーディングに参加してないが、ソ連盤LPのジャケットのデザインをしたとのこと。



2020年12月19日土曜日

McCartney III

マッカートニーIII スペシャル・エディション (限定盤)(SHM-CD)(特典:なし)

別に前作Egypt Stationが最後の作品とまでは思わなかったものの、このタイミングでマッカートニーIIIを出すとか、どんだけ制作意欲旺盛なのかと驚きを隠せない。

そんなポールも78歳。引退して悠々自適な老後を楽しんだとしても誰にも文句を言われないぐらいの実績を残しているのに、引退とかまったく気配がないのがすごい。昔から思ってたけど、ほんと仕事好きなのね。まぁ、仕事というと良くないけど、純粋に音楽が好きなのね。

コロナ禍でツアー、ライブもできないところ、ならばとせっせと曲を書いて、一人で演奏し、気づけばアルバム1枚できるから仕立てて売りました、という肩に力が入っていない天然ぶりが老ポール。

ほんとに力が入っていない自然体なので、聴いていて疲れない。全般的にアコギが目立つのも好感持てる。1曲目と10曲目で似たようなメロディを出汁、トータル・アルバムっぽさを出すあざとさもあり、好きなことを好きなようにやったとは思うけど、とっちらかっていないのがいい。過去2作品のマッカートニーは幾分そういう部分も見受けられたけど(だが、それが良い)、アルバムとしての完成度はダントツではないでしょうか?

6曲目のDeep Deep Feelingはアルバム中一番長尺の曲。どことなく実験的なピアノのリフが印象的で、なんだか段々沈んでいくようにも思えてくるから不思議。

7曲目のSlidinのみ現バンドのラスティ・アンダーソンとエイブ・ラボリエルJr.が参加。この曲に限らないけど、全体のトーンがなんとなく前作Egypt Stationっぽいと感じる。クレジットを見ると、エンジニアのスティーブ・オーチャードは前作にも参加しているので、そのせいか?

まだまだツアーができる状況ではないですが、ポールにはいつまでも元気に楽しく音楽活動して欲しいです。

 

2019年10月4日金曜日

アメーバ・ギグ|ポール・マッカートニー

アメーバ・ギグ(限定盤)(SHM-CD)

いくつかのライブ盤の再発の中、これだけしれっと過去のアップデート盤。
10年以上前のEP的な4曲入りだったものが、フルアルバムとしてリリース。だったら最初からこれで出して欲しい。
Memiry Almost Fullの頃のライブで、まだ60代で脂が乗っている?元気なポール。ずっと元気だなw

こうして聴くと過去に出た4曲がベストトラックだったのかもしれないとも思える。

一方でエンディングがオーディエンスとのコミュニケーションにもなってそうなリフレインが少々しつこいI'll Follow the Sunや、当時のライブだからこそでも演るんだなと今となっては意外のHouse of Wax、90年のTripping the Live Fantasticの頃を思い出しそうなコミカルなBaby FaceからHey Judeへの流れなど、味わいある演奏もあったりする。

とにかく、出すならもっと早く出してくれてもと思うリリース時期がよくわからない1枚。

2018年12月17日月曜日

レッド・ローズ・スピードウェイ(2CDスペシャル・エディション)

レッド・ローズ・スピードウェイ(2CDスペシャル・エディション)(通常盤)(SHM-CD)


いつものリマスターシリーズだが、今回久々にデラックス・エディションを見送らなくてはならなかった。
クリムゾンやポールのチケット代もかさんだ事情もあるが、好きなアルバムだけに断腸の思い。

仕方なく?2枚組で今回は我慢した。

1枚目はいつもどおり最新リマスター。しかし、これまでボーナストラック入りばかり聴いていたので、メドレーで終わったときの物足りなさったらない。

2枚目に従来のボーナストラックや未発表曲を収録。

まぁ、このボリュームでも結構楽しめる。

副読本的にレココレもゲット。



2018年10月31日水曜日

ポール・マッカートニー来日公演






ニューアルバムの発表からすぐに来日公演のニュースが飛び込み、ここ数年えらいフットワークの軽さでわざわざ極東までやってきてくれるのだから、非常に嬉しい。
ということでチケットを取るも、高いねぇ。ドームだしB席でも良かったんだけど即完売。仕方なくA席を取る。




当日は夕方にはドームに到着し、グッズのTシャツを階、近くのコンビニでビールと摘みを買って脇で立呑。摘みもなくなると売店で唐揚げを買い足すという感じで、テンションを上げていく。
ここ10年以上同じバンドメンバーで安定のクオリティ。
ビートルズ時代含め色々やってくれたが、幸せのノックと西暦1985はなかなかの出来映えではないか?
ニューアルバムからも選曲され、前作Newからもやり、アンソロジーでお馴染みのIn SpitecOf Dangerなど新旧織り交ぜながら、楽器も色々替えながら、あっという間のステージだった。

2018年9月11日火曜日

エジプト・ステーション|ポール・マッカートニー


ポールの新作。今回は新作リリース間近になってまさかの来日公演の告知もあり、急なポール色が押し寄せてきて驚いてる。去年も来たよね?いいの?みたいな。
で、新作は前評判では好評だったが自分は先行シングルもYouTubeも見ずに初体験。
1曲目を聴いたとき正直声が以前より老いてきたなと感じたものの、何度も聴いているうちに慣れてしまった。
アルバムの出来としては十二分で、バンドも安定しており、プロデューサーの狙いどおりの作品に仕上がったのではないかと思う。
個人的には前作「New」の方がきらびやかな感じで、かつ複数のプロデューサーが功を奏したか実験的な部分もあり、好みではある。
今回はあまり肩の力を抜いて気負わずに、思いついたところを活かしてうまく仕上げたみたいな、自然体なところがいいのかもしれない。


ベストトラックはDominoかな。
ボーナストラックありの国内盤をディスクユニオンで購入。ジャケットアートの缶バッチついてました。

2017年4月27日木曜日

ポール・マッカートニー ワン・オン・ワン・ジャパン・ツアー

いよいよポールの来日公演がスタート。やっぱり武道館は行けないので、東京ドームへ。

予定開演時刻より30分遅れでスタート。会社勤めの人達の入りの状況を見て待ってあげたのか、単に調子を整えていたのか分からんけど。

今回はハード・デイズ・ナイトで幕開け。ジョンのイメージが強い曲だけど、サビのボーカルはポールが主旋律を歌っていることもあり、全編歌うのもサマになる。

2曲目はウィングス時代のジュニアズ・ファーム。これが聴けるとは思わなかった。

珍しいとこでは、アンソロジー1に収録の昔の曲、イン・スパイト・オブ・オール・ザ・デンジャー。マッカートニー・ハリスン作。コーラスのアーアーアアーをオーディエンスに歌わせる演出もあり。

最近はすっかりと馴染みとなったミスター・カイト、アコースティックでの「恋を抱きしめよう」などのビートルズ・ナンバーも目白押し。

正直ドームということもあって、遠くから眺める感じとなってしまうが、やはりポール・マッカートニー。ベース、エレキギター、アコースティックギター、ウクレレ、ピアノと次から次へと楽器を持ち替え、歌いまくる姿がかっこいい。

行って良かったと思えるライブだった。

2017年4月22日土曜日

フラワーズ・イン・ザ・ダート・デラックス・エディション - ポール・マッカートニー

いよいよ来日も間近となったポールのアーカイブ・シリーズ第10弾はエルヴィス・コステロとの共作が話題となり、ポール復活の契機となった会心作、フラワーズ・イン・ザ・ダートです。

これはリアルタイムで購入した最初のアルバムなので、それなりに思い入れもある。それこそ、当時はテープにダビングして毎日相当聴き込んだ。まだ高校生でお金もなく、初来日は行けなかったけど、当時の盛り上がりをそれなりに楽しんでいた。

さて、今回もデラックス・エディションを選択。CD3枚で、1枚はオリジナルのリマスター。冒頭のマイ・ブレイブ・フェイスの唸るベースが素晴らしい。

2枚目はコステロとのデモで一部自作のオフ・ザ・グラウンドに回される素材もある。

3枚目は後にツアーバンドとなるレコーディングメンバーとのデモ。

どちらも曲の良さがよく分かり、完成されたバージョンのアレンジの巧みさ、プロデュースの恩恵が感じられる。

I'm

この頃からアルバム未収録曲が一気に増えるが、ディスクには未収録でダウンロード特典とされている。ちょっとこれは、つれないんでないの?と思いながら、ダウンロードしてiTunesに突っ込む。初来日記念盤収録のP.S.Love Me Doは未収録。

DVDにプット・イット・ゼアーを丸ごと収録してくれてかなり嬉しい。VHSで持ってた。あの膝叩きポールの姿は必見。

デラックスならでは装丁、同梱物も充実。本作がポールのジャケットアート中では一番の出来と思っているが、そのバリエーションを楽しめる写真集もある。こういうのもダウンロードできると壁紙にできるのになぁ。

今回も当然輸入盤で購入なので、日本語解説なし。そのかわりと言ってはなんだが、レココレのフラワーズ・イン・ザ・ダート特集もゲット。

この圧倒的ボリュームを堪能したい。

リアルタイムでのリリースから何度か再発してたけど、3枚も買っていたとは…

 

2016年10月13日木曜日

Electric Arguments - The Fireman

The Firemanというのはポール・ファンであれば既にご存知のとおりユースと組んだ覆面ユニットでアンビエント系、エレクトリック系ということで手を出さずにいたのだが、3作目である本作はほとんどの曲でポールのボーカルが堪能でき、音楽的にもアンビエント・ミュージックのフォーマットからはみ出し、マッカートニー・ミュージックが堪能できるポップなアルバムとなっている。

Unreleased Masters購入時にまとめてゲット。こちらも2000円ぐらい。

Sing The ChangesやHighwayは普通にポールのソロとして違和感のない出来栄えで、実際ライブ盤Good Evening New York Cityにも収録されている。

他の曲もアンビエントっぽいのもあるけれど、大抵は普通のポールの曲として通用するレベルなので、あえて自分の名前でなくFiremanとして出す余裕がすごい。

というかほんと仕事好きだな、この人は。