2012年9月6日木曜日
別冊カドカワ プログレッシブロック
表紙がいかにもカドカワってことで色々突っ込み入れたくなりますが、なんでも永野御大の書き下ろしらしい。肩のマークからしてバッシュのファティマじゃないかと思ったり、見返しがいきなりゴシック・メードの広告で(完成してよかったね)、まぁなんともカドカワっぽく、馴染みのレココレやストレンジデイズとまた一線を画していていいじゃないか。
とにかく御大作のFSS(高校のときに読み始めた)と田中芳樹のアルスラーン戦記(中3から読み始めた)は自分の子供が成人しても完結しないんじゃないかと心配している。本気で心配している。
いきなり脱線しましたが、久々にプログレ本買いました。インタビューも馴染みのある方から永野御大のような、こういうジャンルでは馴染みがありそうだけどなかなか表に出てこないところまで幅広くw網羅していてよかったです。まだとおり一遍的な感じで斜め読みしかしてないので、この後じっくり読んでみます。
まぁ、たまたま今年はYESの来日もあり、秋にはAsiaの来日もあり、イタリアンプログレも来日し、このジャンルとしては盛り上がりを見せている年なのでちょうどいいのかな、と。もうちょい待ってAsia来日とKing Crimsonの太陽と旋律40周年記念ボックス、あるいはBill Brufordの自伝プロモーションの来日を網羅してからでもよかった気もするけど、まぁいいでしょう。キャラクター名に起用しているBrufordは是非永野御大にインタビューして欲しい。
いわゆる名盤ガイドとはちょっと違う(そういう側面ももちろんあるけど)、プログレ界隈の雰囲気を網羅するにはちょうどいい本。だからちょっと初心者向けではないかな、と個人的には思ってます。NHK-FMで三昧やるぞってアナウンスされたら、興奮気味になるくらいのファンならちょうどいい感じの内容かもしれない。
ということで、普通のプログレ本とかぶらない気がするのでオススメします。
そして映画も無事公開(ほんと、見に行く予定はないけど完成してヨカッタ)となるので、FSSの再始動を願ってやみませんw