先日のプログレフェスの原始心母があまりによかったので、1日1回はPink Floyd聴いてます。
ふと過去のブログを振り替えるとFloydの記事が少ない。おかしいのは、原始心母と狂気は2回も取り上げている。まぁ、昔から聴いているアルバムではあるが、まさかこの「おせっかい」がないとは自分でも驚き。
ということで、ヒプノシスによる幽玄なジャケットのアルバムについて語りたい。
キラーズチューンが2曲あって、冒頭の「吹けよ風、叫べよ嵐(One Of These Days)」とトリのEchoesが素晴らしい。
「呼べよ」は当初「叫べよ(さけべよ)」と勘違いしてた。
不気味なベースからして始まり、風や嵐の如く吹きすさぶスライドギター、アクセントとなるキーボード、などFloyd楽曲で一番プログレ的な格好よさが出てるかも。
続くPillows of Windへの流れは原始心母のIfへの流れのようで、面白い。アコギのアルペジオとそこにかぶさるスライドも気だるげな感じで、独特の浮遊感がある。ドラムはハイハットでリズムを刻むだけというシンプルなもの。
FearlessもアコースティックギターがメインのアレンジだがチューニングがオープンGらしく、Floydでもそういうのやるんだなと感心。エンディングにリヴァプールFCの歌がかぶせてあるのも面白い。
トリを飾るEchoesはほんとプログレ然として素晴らしい。独特の浮遊感以外に聴き終ったときのカタルシスはYESのClose To The EdgeやKing CrimsonのStarlessとはまた一味違ったところが良い。後期FloydのようにWatersに偏らずメンバー全員の貢献があるようにも聴ける。ジャケットのイメージがこの曲ピッタリなところもポイント高い。