とあるサイトでの記事を見て、急に興味が出てきたので購入。
いまだにピンク・フロイドは全作品入手しているわけではなく、特にサントラやシド・バレット期とロジャー・ウォーターズ独裁期は抜けている作品が多い。
それでも数年前に初期コンピレーションRelics(ピンク・フロイドの道)を入手してからは、初期のサイケ路線にも慣れてきた。スティーヴ・ハウが在籍していたトゥモロウの復刻アルバムを聴いた時もこの辺の匂いがしたので、60年代終盤のサイケデリック・ロックは嫌いではない。
ということで、「夜明けの口笛吹き」。デイヴ・ギルモアが加入する前でこのサウンドなので本当に別のバンドと思ってしまう。
スペイシーな「天の支配」で幕開け。ファースト・アルバムの音世界を凝縮しており、初期フロイドの象徴的な曲だと思う。
インスト「星空のドライブ(Interstellar Overdrive)」は、本盤では図太いサウンドになっており、従来感じていたアンダーグラウンドな雰囲気から、ライブハウスでのライブという生々しさな感じがする。
ボーナス・トラックにデビュー曲の「アーノルド・レーン」やシングル「エミリーはプレイガール(See Emily Play)」も収録。シド・バレットの怪しげなポップ・センスが堪能できる。
2026年2月6日金曜日
夜明けの口笛吹き(ステレオ・ミックス) | ピンク・フロイド
2026年1月4日日曜日
年始雑記
元旦は初詣に行く予定だったが、妻が起きてくるのが遅かったこともあり、三男もこの時間からは行きたくないというので中止。
自分は午前中に散歩がてらお墓参り。遊行寺近くまで来たが、車で参拝に来るのか駐車場待ちがあった。
帰ったら、アコギを出してまったりつま弾く。久しぶりなので指が痛い。
あとは次男のマンガ(サマータイムレンダ)を読み直したりしてまったり過ごす。
夕食はチャーシューと雑煮を作って、あとは残り物。
金曜日は妻の実家に行くので、駅伝観ながらエビチリとチャーシューを作って持参。
義兄家族も来て、新年会。
土曜日は、朝から次男のドライブ練習。運転交代する際に、手袋を落としてしまったことを帰ってから気づく。次男に連絡して、落としたりを見てもらったら見つかったので良かった。
お昼前に家を出て有楽町へ。お昼は数年ぶりの五右衛門でスパゲッティを食べた。
その後、コニカミノルタのプラネタリウムでピンク・フロイド「狂気」の爆音上映を鑑賞。
なかなかのもので満足だが、何の説明もなく始まり、アルバムまるまる1枚をスペイシーな映像とともに流すだけなので、妻のようにピンク・フロイドになじみがないとぽかんとするかと思ったけど、まぁまぁ楽しんでくれたようで良かった。
他にもいろいろなプログラムがあるようなので、演目によってはまた来たい。
帰りに軽く買い物しようと思ったが、大概のスーパーはお休み。普段行かないスーパーが開いてたので、そこで買い物。ただ、食パンはなかったので小田急デパートの地下で食パンを買って帰る。
夕食は残り物。
日曜日は、午前中に初詣と買い物。
鎌倉の鶴岡八幡宮は規制前に到着したので、スムーズに参拝できた。
お昼は残り物。
ストレンジャーシングスを観るも妻が途中で寝てしまい、自分も眠くなったので少し昼寝。
ほとんど何もしないで終わってしまう。
ギター弾こうとおもって出しっぱなししておいたけど、ろくに触れなかった。
夕食はチャーシュー、雑煮を追加で作った。それと明日のためにチキンカツを作っておいた。
大河観てから、早めに就寝。
年末に掃除や買い物に時間かかってしまったので、本当にあっというまの年末年始だった。
2025年12月23日火曜日
中古盤雑記
この日は19時ちょい前に仕事を終えて、御茶ノ水のディスクユニオンまで歩く。歩いても20分ぐらい。電車での乗り換えを考えると悪くない行き方かと。
特別にお目当てがあるわけではないが、おもむろに中古盤巡り。もちろん、いくつかあれがあったらいいな、みたいなのは頭にはあるが、店内をざっと眺めて獲物を狙うという感じで(笑)
で、20分ぐらいだろうか、店内をうろうろして以下をゲット。
・King Crimson / Earthbound 40th Anniversary Edition
・The Rolling Stones / Hot Rock 2
今年の夏にMore Hot Rocksを手に入れ、元々Hot Rocks 1はあったので、シリーズを埋めるためだけに買った。まぁ、480円だしOK。
・Traveling Wilburys / Collections
ジョージ・ハリスン、ボブ・ディラン、トム・ペティ、ロイ・オービソン、ジェフ・リンという豪華メンバーによるスーパーグループの全部入り。2000円代だったので、いい機会と思い購入。
・Suzanne Vega / An Evening of NY Songs and Sessions
EBTGの既存アルバムのデラックス版と悩んで、今回はこちらを購入。たまに聴きたくなるスザンヌ・ヴェガ。
・Pink Floyd / Is There Anybody Out There: Wall Live 1980-81
ピンク・フロイドのザ・ウォールのライブ盤。中古で1000円代だったので購入。これって、もうリリースから四半世紀経つのか... かつてレココレの広告みていいなぁと思ったのを思い出した。
・The Flower Kings / Tour Kaputt
フラワー・キングスのライブ盤。持ってなかったのでちょうどいい。1000円代で購入。
計6枚8,000円弱。悪くないんじゃない。豪華ボックスの類に見向きもせず、ひょっとしたらサブスクで聴けるかもしれないということは頭から外して、いいなと思ったものを買う。中古盤巡りの醍醐味ですな。
この日はアイドルグループが1日店長をやっていたようでちょうどお会計しようとレジに向かったら、終わりの挨拶をしていた。
しょうがないので(?)、拍手に付き合い、その後お会計。
お店を出てからは何か食べようとこれまた欲望のまま歩き出す。
ちょうど道路挟んだ向かいにいくつか飲食店があるので、覗いてみる。ラーメン屋さんが数件ならんでいるけど、入れると思った味噌らーめん屋さんに入って、味噌らーめんを注文。見た覚えがあると思ったら、味噌くまだった。御徒町にあるじゃん(笑)
まぁ、普通に美味しいからいいんだけど、こうして味噌らーめん食べていると赤羽の侍倶楽部が懐かしい。
腹ごしらえをして帰宅。帰宅後別にあまり食べるつもりはないんだけど、ちょうどおかず類がなくなって、まだこれから長男が帰ってくるというので、大根の味噌汁だけぱぱっと作っておいた。
こんなにCD買っておいてなんだけど、この日はTHE ALFEEの新譜「君が生きる意味」が届いていたので、その1枚だけリッピング。
Xubuntuで初めてリッピングしたけど、曲名が取得できず四苦八苦。結局、今回は手入力で対応した。
2025年5月17日土曜日
ピンク・フロイド・アット・ポンペイ
ピンク・フロイドの伝説来なライブのひとつで、当時は映画として上映されたポンペイのライブ。これがリストア、リマスターされて登場。
自分はまだ物理メディアでの購入はしておらず、サブスクで聴いた。自分は持ってないけど、Early Yearsには入ってるんだっけ?
あのコピーバンド原始神母でも全編再演され、ライブの構成としては疑似的に体験しているもののオリジナルを聴いたのは今回初。
初期から中期に至る「狂気」前のエッセンスが凝縮されていることがよく分かる。そのエッセンスってやっぱり「おどろおろどろしさ」に尽きるんじゃないだろうか?名曲エコーズを分割して、「ユージン、斧に気をつけろ」や「太陽賛歌」などを挟んでいるのがいい。
何年か前の「原子心母」のリマスター盤が出た時にも思ったけど、箱根のライブも正式にリリースされないだろうか?
まだバンドが分裂せず「狂気」に向かっている途中のエネルギーはこの頃しか味わえないので、是非にと思う。
2023年12月30日土曜日
原始神母 狂気50周年記念ライブ@六本木EX THEATER
毎年年末にやっているが数年ぶりの参加。やはり6月の日比谷野音のライブが心に響いたことが大きい。
今回の目玉はとにもかくにもトリを飾る、「原子心母」のオーケストラ、コーラスとの共演。6月公演のチラシにも案内あったが、コーラスを募集とのこと。いや、ほんとやってみたかったけど年末は仕事も忙しく、会社の軽音部のライブもあって落ち着かず断念。機会があれば挑戦したいです。
MCでキーボードの三国さんのフロイド昔話も当時ならではで大変興味深く、面白かった。
休憩挟んであっという間の3時間。堪能しました。来年も是非ライブ参加したい。
2023年9月2日土曜日
ピンク・フロイドの道(Relics)
今年は今まで以上にピンク・フロイド漬けになっている気がする。原始神母のライブでテンション上がっているということもあるけど、やっぱり「狂気」凄いな、という自分の中での原点回帰みたいなものがあり、色々聴き直してます。
その中でも異色なのが、このRelics、邦題「ピンク・フロイドの道」。売れる前の60sの音源ばかり。これがプログレのスタイルとして確立する前の、サイケ・サウンドなので60s終盤のサイケな空気が味わえる。これを振り返るきっかけ自体は、スティーブ・ハウ在籍のサイケ・バンド、トゥモロウのアルバムを聴いたからだと思う。あれがモロ、60sならではのサイケ・サウンドをまとっていたのでピンク・フロイド初期を見直したくなった。あー、そういう時代だったのね、というのを感じたくもあった。
聴き直してみて、この初期の立役者ってシド・バレットと言われていることが多く、別にそれはそれで否定しませんが、自分はリック・ライトの貢献度高くね?と思ってます。もう曲のテイストというか味付けは彼のキーボードによるところが大きいでしょう。そういう目でクレジット見ると、共作含むけど4曲に名を連ねている。ウォーターズも当然多いんだけど、リックの貢献は決して小さくないことがよく分かる。
デビュー当時からInterstellar Overdriveのような9分超えの曲をやるあたりに、後のプログレバンドとして開花する息吹を感じる。
「ナイルの歌」は原始神母がアンコールなどでよく披露している。こういう曲を拾ってくるのが憎い。ライブで聴くと結構ロックン・ロールな感じなのも好き。
「原子心母」の成功を受けてのリリースなんだろうけど、そこからの曲を一切入れず60sに限定したところが本作最大の成果であると勝手に思ってます。
2023年6月18日日曜日
PINK FLOYD TRIP 原始神母日比谷野外音楽堂公演
2016年の日比谷野音でのプログレッシブ・ロック・フェスが原始神母初体験でした。
その後同年10月のクラブチッタ川崎での単独公演に行き、翌年も年末の六本木EX THEATERに行ってと3回体験してましたが、ここ最近ご無沙汰でした。すみません。クリムゾンやイエスの来日やビートルズのデラックスエディション等々緊縮財政下でのやりくりでなかなか手が回らなかったのです...
でも今回は初心を思い出す野音での開催ということで、一念発起してチケット先行発売日に即ゲットしました。
当日は15:30過ぎには新橋に到着。フロイドを聴くには頭を柔らかくしておきたいよな、と居酒屋に入る。
勢いよく最初は生ビールで。そうこれは準備運動。ストレッチ。
そして、ポテトサラダ、じゃこ天、煮込みを注文。
まぁいい具合に調子も上がってきて、男梅サワーと焼きそばを追加注文。ストレッチなのか本番の運動なのか判断しづらい量になってくる。
一人とは言え、居酒屋は気楽に楽しめるのでついつい箸も進むし、お酒も入ってしまう。
とは言え、これは準備運動。この後のライブが本番なので、この辺でお開きにして会場へ向かう。日比谷公園なら10分ぐらい歩けばいいので丁度いい散歩。
物販にもなかなかの行列ができていて、ディスクユニオンのお姉さんが「今日の目玉は『狂気』の靴下でぇ~す!」と声を張り上げている。ちょっとその靴下に興味出てきたが、財政事情も鑑みここは我慢。
予定時間をちょい過ぎたところでメンバー登場、ライブ開始。今回前半は「ライブ・アット・ポンペイ」の再現とのことらしいが、自分は観てないので、もうまっさらの状態で体験することに。出だしの「エコーズ」のピーンというシンセの音。あれで会場の空気が締まる感じがした。
「エコーズ」から始まり初期の曲をあれこれやってくれた。「吹けよ風呼べよ嵐」もかっこよかった。そして、「エコーズ」後半パートへまた戻るというのが、このポンペイの構成なのかと感心しながら観続ける。
休憩挟んで後半は「狂気」全曲再演。まぁ過去にも観ているけど、やはりライブはいい。あのSEで始まるところも気に入っている。曲に寄って女性のバックコーラスのお嬢様方が出てきたり、サックスのオジサマが出てきたりとオリジナルの音の厚みを存分に再現。
いや、本当にあっという間にエクリプス。ここまでの一連の流れが素晴らしい。本当に良くできたアルバムだわ。それに「狂気」中に段々夕方のオレンジ色の空から夜の暗闇になっていく様が素敵。その頃には会場の証明も派手になってきて演出的にも盛り上がる。
アンコールの「あなたがここにいて欲しい」、「コンフォタブリー・ナム」はP.U.L.S.Eと同じ流れで実に自然に感じられる。トリは「ナイルの歌」。ここでは撮影OKよ、ということでお言葉に甘えてスマートフォンで撮らせていただく。
いやいや、2時間半ほどか楽しいひと時をすごせました。
とにかく都会のど真ん中の自然の中で、ピンク・フロイド好きのみんなと一緒に同じ空気、同じ音楽で体験できるというのが、今回のライブの一番の魅力でしたね。
2023年6月15日木曜日
P.U.L.S.E | Pink Floyd
週末に久しぶりに「原始神母」のライブに行くので、フロイドおさらい週間。
全アルバムそろえている訳ではないので、まずはベスト盤やライブ盤で振り返りと思い、自分が最初に買ったライブ盤「P.U.L.S.E」を聴きなおし。
リアルタイムで買ったので、あのケースの背の部分の赤く点滅するランプが印象的。変形ジャケット、見開きジャケットなどかわりものはこれまでもあったけど、電飾付きというのは初なのか?初というか唯一なのかもしれない。
で、当時90年代前半はプログレ・バンドの再結成ブームで来日公演も加速。自分はフロイドは観に行ったことないですが、往年のバンド(イエス、クリムゾン、イーグルス、S&Gなどなど)の来日公演はまぁ行った方ではあると思う。
で、当時新作が出てたんですね。「対(The Division Bell)」。これのサポートツアーというか、目玉は「狂気」全曲再演ですね。
今でこそ、往年の老舗バンドがアルバム丸ごと再現ツアーというものをやっとりますが、30年近く前にそのはしりをやったのがピンク・フロイドでした。まぁ、「狂気」だから丸々やる意味もあると思う。正直、イエスの「こわれもの&危機」完全再現なんかは「危機」はともかく、「こわれもの」は冒頭からラウンドアバウトなのでアンコールが物足りなくなってしまう構成上の弱点というかありがたみが薄れるというか、曲順にやることがステージでの良演出につながらないことがよく分かった一例。
P.U.L.S.Eに話を戻すと、当時フロイド聴き始めぐらいの感じだったので、この新作をちょいフォローしながらベスト盤的選曲がツボに入ったので、愛聴盤です。
「クレイジー・ダイアモンド」も「アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール(パート2)」も「天の支配」もここで初めて聴きましたからね。
後々スタジオ・バージョン聴いたけど、ここでのライブの再現力はさすが。プログレ・バンドの演奏力の高さよ。
まぁ、サポート・ミュージシャンも多くいて、音の厚みからして違ってますもんね。
ライブなのに「狂気」の合間に入る各種SE、時計やレジの音などもきちんと入っており、雰囲気抜群。
「狂気」の後に「あなたがここにいて欲しい」や「コンフォタブリー・ナム」がアンコール的(実際アンコール?)に演奏されるのも、構成としてすごく気に入っている。
手持ちの全フロイドの中で一番聞いているかも。(回数的には原子心母と甲乙つけがたいか?)
2022年4月8日金曜日
Hey Hey Rise Up (feat. Andriy Khlyvnyuk of Boombox)| ピンク・フロイド
突然のシングル配信。
ロシアのウクライナ侵略に対する、ピンク・フロイドからの強い抗議表明と受け取れる内容。
現地歌手の歌にギルモア、メイスンがオーバーダビングしたようなものなので、音楽的にはそれほど面白いものでもないが、ピンク・フロイドというビッグ・ネームがやるからこそ意義のあるものになっている。
こういう時こそロジャー・ウォーターズと一緒にやったらいいのに、と余計なお世話なことを感じたりもする。なんか、もうそういうのはないんだろうね。
2022年3月28日月曜日
Delicate Sound of Thunder | ピンク・フロイド
ギルモアやメイスンがウォーターズと袂を分かって、「鬱」を発表した後のライブ盤。邦題「光PERFECT LIVE」。
最近、曲も追加された「増補版」が出たのでやっとこさ聴きました。当時は分裂後初のツアーということで注目されていたと思いますが、自分はピンク・フロイドに強い思い入れがあるわけでもなく、ギルモアの声もいい派なので違和感なくフロイドとして楽しめる。
で、今回の発見というと大袈裟ですが、ずっと好きでなった(正直言うと嫌いな)アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール・パート2の良さがやっと分かったwwww おせぇーよと突っ込まれること覚悟の告白です。最初聴いた時の子供のコーラスに馴染めず、ちょっと一歩引いた感じで毎回聴いていたところ、今回ギルモアのカッティングが耳についてそれだけ追っかけていると「名曲じゃんw!?」と1人盛り上がってました。今更ながらそれに気付けただけ本作の価値あったよと感謝。
それにしてもあのキッズ・コーラスは誰のアイディアだよと思ってWikipediaみたら、プロデューサのボブ・エズリンでした。自分にはあれの良さがまだ分かってない。しかし、Youtubeとかで女性コーラス隊があのパート歌っているのを見ると、かっけぇなぁと手のひら返して感動しているので単なる自分の感性がおかしいのかもしれない。
2021年8月8日日曜日
原子心母来日50周年盤 | ピンク・フロイド
ピンクフロイドが箱根アフロディーテでライブをやってから50年経過とのことで、当時の映像のDVDとセットになった原子心母が登場。
これは是非買わねばと即予約してゲット。
開封するとメモラビア的なもの含め、付属物がたくさん。特に写真集というか冊子は雰囲気あっていいですね。
正直DVDは1, 2回観てそのままな気がするが、CDはリマスター盤なのでうれしい。どうせなら、DVDと同内容のCD音源も収録して欲しかった。
それにしてもリマスター盤でのタイトル曲、躍動感が増してますね。オーケストラとの共演がうまく収められていると思う。70年というとビートルズのレット・イット・ビーやサイモンとガーファンクルの明日に架ける橋と同じ年。そう思って聴くと、文字通りプログレッシブだなと思う。
2019年2月1日金曜日
1970 Devi/Ation | ピンク・フロイド
2年前に「Early Years 1965-1972」という豪華そして高価な、ピンク・フロイドの初期〜中期のアウトテイク/ライブ・ボックスが出たが、とてもじゃないけど一般サラリーマンが変えるようなシロモノではなく指を加えているしかなかった。(フェラーリか?!)
ちょっとする、各時代に分けたボックス・セットとして分割販売された。1万円をくぐるので手が出なくもない。しかし、他にも買うものはあるのだよ。という感じであまり縁のない作品として忘れていたのでだけど、Amazon Music Unlimitedで聴けるではないか。本当にありがたい。
やっぱり「原子心母」大好きおじさんとしては1970年の音源を聴くしかあるまいと、この「1970 Devi/Ation」を聴いてみた。
まずは何はともあれ、「原子心母/Atom Heart Mother」のライブ。アルバムではロン・ギーシンのスコアによるオーケストラが全面に施され、クラシックとロックの融合というような持て囃された感があるんだけど、本質はやっぱりその曲の持つダイナミズムだと、カバーバンド「原子心母」のライブで確認したのだった。
それでこのライブでは当然、オーケストラがなく、バンドの演奏のみで繰り広げている。ギルモアのギターはなかなかすごい。やはりここにそのダイナミズムの中心がある気がする。リック・ライトのキーボードは健闘している、というと偉そうだが簡単に言うと音だけ聴いていると物足りなさがある。機材のテクノロジー的な問題なのか、実は録音時の問題なのかはわからない。
それでもあの原子心母を全編ライブ演奏しているのが聴けるというだけで十二分に楽しめる。
「ユージン、斧に気をつけろ」のライブも浮遊感あって、前期フロイドっぽくていい。
2枚目は映画Zabriskie Pointのサントラ用の音源。アルバムとしては未発表というのでまるごと初のお目見え。 アコギの小品も多く、これはこれで趣があってなんかいい。
〆は原子心母のアーリーテイク。これで終えるのが堪らない。
2018年1月10日水曜日
プログレギターの魔術師たち
先週は新年会と1日仕事行って1週間終わりまして、週末を迎えた訳だけど、土曜日あたりから体が怠く、日曜から熱っぽくて寝込む。祝日も挟んだお陰で病院も行けず、結局火曜日の朝に通院して検査してもらったらインフルエンザB型。オーノーだずら。仕方がないので会社にはその旨伝えて自宅療養させてもらう。
ついでにその日の夕方相方もちょっと怠くて熱っぽいかもというので病院行ってきなと送り出す。そうしたLINEでインフルエンザA型の報告が… うーむ、夫婦でやられたか。
まぁ、そういうことで熱もさることながら体中の関節が痛くて寝てても辛い。
そんな中音楽聴いて本読むか、映画観るかぐらいしかできないので、普段読めない本を引っ張り出してきて読んでたんだけど、その中の1冊にシンコーミュージックの「プログレギターの魔術師たち」というマニアックなムック。
結構前に途中まで読んでそのままだった。
とにかくこのジャンル好きな人はマニアが多いので、その華麗で複雑な背景を解き明かされるのが嬉しくて嬉しくて言葉にできない(by オフコース)。
ピンク・フロイドのデイヴ・ギルモア、イエスのハウ師匠、キング・クリムゾンのフリップ御大、ジェネシスのハケット先生と言ったメジャー処からキャメルのアンディ・ラティマー、ラッシュのアレックス・ライフソン、元クリムゾンの象の音をギターで奏でる男エイドリアン・ブリューなどインタビューを交えながら、奏法解説、機材紹介など盛りだくさん。
特に機材紹介は大変参考になる。実際ハウ師匠はイエス来日講演でちょっと前のLine6のVariaxを使っていたが、ここでも重宝している旨取り上げらていた。しかも同じくLine6製品であるHD500との組み合わせということで興味深い。
フリップ御大はまったく普通でないので、真似ようという気も起きないw 普段のチューニングからしてオリジナルチューニングだし、ローランドのギターシンセまで駆使して音作りしているので、異様なまでのオリジナリティで脱帽してしまう。
ラッシュのアレックス・ライフソンはトレードマーク的なギターもなく、音のとおり時代とともに使う楽器が変わっているので面白い。
まだネットでは買えると思うので、興味のある方、プログレ・ファンにはオススメできる1冊。
2017年12月29日金曜日
原始神母@六本木EX THEATER
納会後赤羽金字塔に立ち寄り後、真の〆とすべくピンク・フロイドのカバーバンド原始神母のライブへ。今回は六本木EX THEATER で公演。今回3度目の参加だがだんだん公演のハコが大きくなってきて人気のほどがうかがえる。
最初40分ほどは60sのシド・バレット在籍時の曲縛り。結構飲んでたこともあり、正直この時間は半分ウトウトしながら観ていた。
休憩に入り、ドリンク(ジンジャー・エール)をゲットし、後半をじっくり観る。
今回は女性ボーカル1名追加の3名体制。
曲によってサックスの渋いおじさまも参加し、「狂気」全曲再演の中盤から曲によってカッコいいフレーズを吹き鳴らしてくれる。「クレイジーダイヤモンド」のサックスソロでもアルト・サックスとバリトン・サックスをぶら下げてステージに現れ、颯爽とぶちかましてくれて惚れ惚れさせてくれた。
「吹けよ風、呼べよ嵐」や「原子心母」といったいつものレパートリーもバッチリ聴けて大変嬉しく一年の〆に相応しいスッキリとした気分になることができた。原子心母の冒頭の怪獣のような引っ掻くノイズが観るたびに荒々しくなっていて、あおこからオーケストラのメインテーマへなだれ込むところは本当に身震いするほどクール。
ありがとう原始神母。またお会いするのを楽しみにしています。
2017年5月1日月曜日
Endless River - Pink Floyd
4月半ばにたまたま1000円切っていたので、長男のスマホケースを買うついでに購入w
Blu-ray付2枚組でこの値段ならお得でしょ、と。逆に言えば、そうじゃないと食指が動かなかったかなと。
つい最近の話かと思ったら、既にリリースから3年経っていることに驚いている。デラックス版ということで、フォトカードや少々豪華なブックレットがボックスケースに収録されており、装丁も良い。
しかし肝心の音は、うーん、正直「蛇足」かなぁ。
これを聴いた(?)ウォーターズは否定的な意見だったそうだが、完全に同意。
せめて、以前出た「対」の20周年記念盤のボーナス・ディスクというのが丁度いい扱いなのではないか?
歌も若干あるが大部分はインスト。ギルモアのギターは流石。フレーズによっては「対」のあの曲のアウトテイク、素材だな、と楽しむこともできる。アンビエントっぽいのも多い。
意外と時間が経ってふと聴くと急に気に入ってしまうような曲もあるかもしれない。
2016年10月22日土曜日
原始神母〜Pink Floyd Trip〜@クラブチッタ川崎
5月に日比谷野音で観たライブで本当に鳥肌立つほどの衝撃を受け、今までの甘っちょろいPink Floyd感を覆してくれた原始神母。
コピーバンドとは言え、「本物」の衝撃には違いなくそれを再度味わいたく、こうして単独公演に参加。
入場早々ハイネケンで一杯やる。
相変わらず「原子心母」の完成度はさることながら、今回は「狂気」全曲再演という取り組みを披露。女性コーラスが映えるのはもちろんだが、今回のステージにはサックス・プレイヤーも参加。「狂気」以外でもCrazy Diamondでもカッコよく決めてくれた。しかも、バリトン、アルトなどいくつか持ち替えながらやっているので観ていて面白い。
狂気前に一度幕間で休憩。そこでビールをもう1本飲みたかったが、今回はおそらく満席の入りようでトイレやグッズの列も凄まじく、カウンターまで行くのは断念。
以前聴けなかったEchoesやWish You Were Here、自分も知らなかったがNile Songなどレアな選曲もあり、これぞ原子心母という勇姿を見せつけてくれた。
来年はPink Floydデビュー50周年ということで、各地で盛り上がりを見せるだろうが、そこに「吹けよ風、呼べよ嵐 」という感じに斬り込んで行って欲しい。
2016年6月6日月曜日
Echoes - Pink Floyd
Pink Floydの2枚組ベスト盤で、メンバーが選曲に関わった唯一の編集盤。
「狂気」以降は「対」以外のオリジナル・アルバムを持っていないので、ある意味ちょうどいい。中々Roger主導の後期Floydを聴く気が起きないので、こういう手軽さで彼らのキャリアを俯瞰できるのはありがたい。
単なる曲の寄せ集めではなく、曲間がなくスムーズに次の曲へ移る編集はさすがPink Floyd。本作の題名にもなっている彼らの代表曲Echoesが16分の短縮版になっているけど、それもさほど違和感ない。YESの危機で同じことをやると台無しだが、こちらはほんと違和感なくうまくやっている。同じようにオリジナル版では分割されているCrazy Diamondも統合されている。
メンバーの意向なんだろうけど、原子心母から一曲も選ばれていないのはもったいないけど、昔からメンバーの一貫した評価であるのも面白い。
なにげに一番聴いているFloydアルバムかもしれない。
2016年5月30日月曜日
対(The Division Bell)- Pink Floyd
'94年リリースの再結成Floyd第2弾のアルバム。もう20年以上前とかそりゃ年取るわな。この90sのプログレッシブロックのリバイバルはリアルタイムで堪能できたこともあって結構凄まじく、それについては追って振り返りたい。
当初このアルバムは会社の同僚に借りて聴いていた。まだカセットテープ(!!)のプレイヤーを使っていた時代なのでダビングさせてもらい聴いていた。結構後になって古本屋で数百円で投げ売りされていたのを買った。
ちょっと前にこれのデラックス・エディションも出ていたがさすがに手は出さずじまい。
そして元ヒプノシスのStorm Thorgersonによる強烈なアートワークがPink Floydの作品であることを猛烈にプッシュしている。やっぱり合うし、彼以外のジャケットはちょっと考えられない。
音の方は正直期待していた程ではなかった。冒頭のCluster Oneこそ音作り、間の取り方などPink Floydって感じで良いんだけど、終始この「Pink Floydって感じ」、「Pink Floydメソッドで仕上げました」というわざとらしさが全面を覆っていて素直に聴けなかったのも事実。
それでもラストのHigh Hopesなんかは、アーティスト名が何であってもPink Floyd然として好きな曲。これがGilmourのソロだったら怒ってしまいそうな感じ。
と、なんとも身勝手にFloyd/非Floydと選り好みしても何も変わらない訳で、暗いRoger Watersもいなく、伸び伸びとギターを弾き、歌っているのだからそれはそれでいいんだろう。作詞だけは相変わらずダメみたいで、後に伴侶となるPolly Samsonの力を借りている。
High Hopesはシングルカットされたが、そのジャケットがまた素晴らしい。この頃のThorgersonはほんと神がかった仕事ぶり。
2016年5月24日火曜日
おせっかい(Meddle)- Pink Floyd
先日のプログレフェスの原始心母があまりによかったので、1日1回はPink Floyd聴いてます。
ふと過去のブログを振り替えるとFloydの記事が少ない。おかしいのは、原始心母と狂気は2回も取り上げている。まぁ、昔から聴いているアルバムではあるが、まさかこの「おせっかい」がないとは自分でも驚き。
ということで、ヒプノシスによる幽玄なジャケットのアルバムについて語りたい。
キラーズチューンが2曲あって、冒頭の「吹けよ風、叫べよ嵐(One Of These Days)」とトリのEchoesが素晴らしい。
「呼べよ」は当初「叫べよ(さけべよ)」と勘違いしてた。
不気味なベースからして始まり、風や嵐の如く吹きすさぶスライドギター、アクセントとなるキーボード、などFloyd楽曲で一番プログレ的な格好よさが出てるかも。
続くPillows of Windへの流れは原始心母のIfへの流れのようで、面白い。アコギのアルペジオとそこにかぶさるスライドも気だるげな感じで、独特の浮遊感がある。ドラムはハイハットでリズムを刻むだけというシンプルなもの。
FearlessもアコースティックギターがメインのアレンジだがチューニングがオープンGらしく、Floydでもそういうのやるんだなと感心。エンディングにリヴァプールFCの歌がかぶせてあるのも面白い。
トリを飾るEchoesはほんとプログレ然として素晴らしい。独特の浮遊感以外に聴き終ったときのカタルシスはYESのClose To The EdgeやKing CrimsonのStarlessとはまた一味違ったところが良い。後期FloydのようにWatersに偏らずメンバー全員の貢献があるようにも聴ける。ジャケットのイメージがこの曲ピッタリなところもポイント高い。












