Mono Boxではご丁寧にUK/US両バージョンを網羅してくれて嬉しい反面、同名アルバムで内容違ったり、同じジャケットなのにUKとUSではタイトルが違ったりと割とややこしいことになっている。
そんなのが始まったのがこのセカンドアルバムからで、時系列でいうとUSセカンドの12x5の方が先にリリースされている。UKでは紛れもなくセカンドなので堂々とNo.2をうたっている。
され中身まだまだR&B色強くは前作路線を基本的には踏襲している。こうして聴くとミック・ジャガーのボーカルってこの頃には完成しているイメージが強い。ギターはキースとブライアンでどっちがどのパートなのかよく分からないが、スライドに関してはブライアンが担当している模様。
Down Home Girlは地味な感じだけどなかなかキャッチャーなギターリフが印象的で好き。
全般的にカバー曲となっているが、その中でもTime Is On My SideとPain In My Heartは白眉の出来映え。またビーチボーイズっぽさ溢れるUnder The Boardwalk (渚のボードウォーク)も後のストーンズではなかなか聴けない1曲。
オリジナル曲はWhat a SameやGrowing Up Wrongなどあるが、この時点ではカバー曲の方が出来がいいし、こなれている感がある。