これ、レビューし忘れてた?
本作はトレヴァー・ラビン合流後の2作目だが、難産だったようで、ポポフの「イエス全史」でもなかなかメンバーそれぞれファンキーだったのでクリエイティブになるわけもないかな、と思ったり。
それでも新入りのラビンは必死に作品をまとめ上げ、リリース。
よく「ザ・産業ロック」と括られてしまうのだけど、それは当時の流行にあったウケる音楽として認められたということなので、作品の内容・質は悪くない。というか全然いい。プログレという色眼鏡や80sのど真ん中という時代背景を鑑みれば、時代に合った良作なんじゃないかと思う。
自分は後追いなので、ボックス「イエス・イヤーズ」の後にこいつを聴いた。やっぱり最初は、シングルにもなった「リズム・オブ・ラブ」やキャッチーな「ラブ・ウィル・ファインド・ア・ウェイ」などばかり聴いていた。分かりやすいからね。
でも最近はラストの「ホーリー・ラム」ばかり聴いている。ジョン・アンダーソンのいいところが出ているし、音数の多くないシンプルな作りなこともあり、時代がかったエコー効きすぎなサウンドが悪くない。傑作。
ムーディーなプログレ臭が味わえる、「シュート・ハイ・エイム・ロウ」もいい。あのスパニッシュ・ギターが前任者のハウとの差別化なのか、ちょっと対抗を意識しているのかな、と深読みするのも楽しい。ここで上げた以外の残り半分は正直そんなに魅力ないかなぁ...イエスでやる必然性が薄い。
それにしてもジャケットアートはいただけないなぁ...前作はまだ多少センスあると思ったけど、こっちはちょっとやっつけ感が...
シングル曲はMVも作ったようでYouTubeで検索すると出てきます。ジョン・アンダーソンのあの白い衣装や透明なフライングVは、ほんと時代だな、と思うww
このツアー後に難癖つけてジョン・アンダーソンが再脱退して、さらなる混沌の散会離集の繰り返しが始まる。