彼らの2作目にして初期の傑作。プロデューサは引き続きGlyn Johns。
いわゆるトータル・アルバム、コンセプト・アルバムとしてDoolin Daltonをメインテーマとして、冒頭、中盤、末尾に配置し、全体を構成していったアルバムで、ジャケットも「西部開拓時代」を思わせる秀逸なジャケット。
Desperado(ならずもの)はDon Henleyのしっとりとしたボーカルが光る名作バラード。リンダ・ロンシュタットやカーペンターズにもカバーされ、そちらもヒット。
本作ではまだまだカントリーフレーバーも健在で、アコースティックギターの名演が多い。自分が好きなのはBitter Creek。あのエンディングのダークなコーラスと弾けるギターのコラボレーションがいい。
きれいなギターストロークで始まるRandyのCertain Kind Of Foolも名曲。こういうのは彼しか歌えない。間奏のエレキギターもかっこいい。
シングルカットされたTequila Sunriseも初期の名作。
中盤のDoolin Dalton (repise)でのBarnieのバンジョーがまたすごい。流れるようなカントリー/ブルーグラスの早弾きが存分に堪能できる。
最後を飾るDoolin Dalton/Desperadoのメドレーも好きな曲で、"is gonna be ..."で盛り上がるコーラスの部分、特におっかけコーラスになっている部分はもう理屈なく好き。これ聴くとほんとメロメロになるw
よくあるうたい文句ではあるけれど、はずれ曲なしの名盤。
- "Doolin-Dalton"
- "Twenty-One"
- "Out of Control"
- "Tequila Sunrise"
- "Desperado"
- "Certain Kind of Fool"
- "Doolin-Dalton (Instrumental)"
- "Outlaw Man"
- "Saturday Night"
- "Bitter Creek"
- "Doolin-Dalton / Desperado (Reprise)