2013年9月3日火曜日

ラヴクラフト全集1

これもいまさらではあるけど読んでみた。で、これもやっぱりいい。

スティーブン・キングの初期の短編の雰囲気は、こういうところから影響受けてたりもするんだろうなと思う。

そういう部分もあって、初見だけど読みやすい文章。何か見えない部分のにじりよるような怖さがあって、全体を暗いベールで覆っているところがいい。

4編収録されていて、やはり秀逸なのは「インスマウスの影」。孤立した町、狂老人の告白、脱出行、そして主人公が選ぶ結末。どの部分も大変読み応えがある。