2013年9月19日木曜日

On The Border - Eagles

On the Border

  1. "Already Gone"
  2. "You Never Cry Like a Lover"
  3. "Midnight Flyer"
  4. "My Man"
  5. "On the Border"
  6. "James Dean"
  7. "Ol' '55"
  8. "Is It True?"
  9. "Good Day in Hell"
  10. "Best of My Love"

3作目にして、メンバー追加があったり、プロデューサもBill Szymzyckが加わり、ターニングポイントなアルバム。ロック色を強く押し出したいということで、Don Felderが加入。これでギター3本構成となり、Eagles独特のツインギター、トリプルギターの土台が出来上がる。

冒頭の"Already Gone"(邦題 過ぎたこと)が印象的。

新メンバーが加入して多少バンド内のバランスに影響出るかと思いきや、本作ではカントリー色がうすまったもののBarnieの出番もあり安定している。

2作のバラード、"You Never Cry Like A Lover"(恋人みたいに泣かないで)と"Best Of My Love"(我が愛の至上)で聴けるDon Henleyのハスキーボイスが実に心地よい。Best Of~は全米10位を記録。

Randyの"Midnight Flyer"は、彼ならではのボーカルが堪能できる隠れた名曲。カントリーフレーバーもさりげなく感じられ、こういう曲があるからこそEaglesという雰囲気が出ていい。彼はもう1曲"Is It True?"で素晴らしいボーカルを披露してくれている。そのバックでGlen Freyのスライドギターがこれまたしっくりくる。

Tom Waitsのカバー、'Ol 55は後でオリジナルを聴いたが、やっぱりこのEaglesのカバーが好き。Glennのチョイスだと思うけど、いいセンスが感じられる。当時、Tom Waitsはこのカバーに否定的な見解を出していたが、後年取り下げている。