- The Lifting
- I've Been Hig
- All the Way to Reno (You're Gonna Be a Star)
- She Just Wants to Be
- Disappear
- Saturn Return
- Beat a Drum
- Imitation of Life
- Summer Turns to High
- Chorus and the Ring
- I'll Take the Rain
- Beachball
R.E.M.の21世紀初のリリースのアルバム。前作Upで3人組となり、どことなく内省的な雰囲気の(元々あるけど)強かったが、本作では結構骨太なサウンドで押し出して行く部分とアコースティックなサウンドで、やっぱり押し出して行くサウンドなのが印象強い。
以前ベスト盤In Timeを聴いた時にも、ふとよぎった妄想だけどJohn Lennonが生きていたら一緒に何かやりそうなバンドの1つかな、と。
まぁ、そんな妄想は置いておいて、出だしのThe Liftingの「何かが始まる」感じのイントロがR.E.M.らしくていい。そして、Michael Stipeのあのボーカルである。かっこいいですな。
そして前作の流れを感じるI've Been Hig。
その後をシングル・カットAll the Way to Reno (You're Gonna Be a Star)が盛り上げて行く。この気怠げなボーカルと印象的なリフが心地良い。
シングル・カットと言えば、Imitation of Life。やはり、本作でのベストトラックだと思う。歌もいいが、Peter Buckのギターの絡み方が好き。キーボードによる間奏もこの曲のいいところか。
I'll Take the Rainはアコギの引き語りで始まり、徐々にアコーディオン的なキーボードやドラムスが重なり、バンドサウンドが完成さていく印象的なサビは、いつまでも終わって欲しくない感じになってしまう。なんかOasisもやりそうな感じだけど聴くとやっぱりOasisではなく、R.E.M.なんだなぁ、としみじみ思う。
Saturn Returnのように韻を踏んだタイトルだなと思って調べてみたら、そう言った占星術の言い回しがあるそうな。「試練の時期」だとか。
アルバム通して聞き終わった時の、軽い喪失感を感じるけどそれでもやっぱりまた聴きたくなる不思議な1枚。