フランスとベルギーの合作映画。
ある富豪が不慮の死を遂げるが、彼には密かに後継者として養子を育てていた。その後継者であるラルゴは突然、大企業の総帥として後を継ぐ責務を負わされるが、彼の登場を快く思わない一派が様々な妨害工作を仕掛けてくる。
本筋の合間に、養父ウィンチ氏とラルゴの過去の話が差し込まれるが、限りある触れ合いの時間で「帝王学」めいた創業者の「哲学」みたいなものが教え込まれている部分がいい。
アクション・シーンも多く、この手の映画では定番の何故か主人公が格闘術を身につけているw いや、別にいいんだけど、全部ハリウッドの真似でなくてもいい作品となりそうなだけに少々安易じゃないの?と思ったり。
陰謀の黒幕はさほど引っ張らず判明するが、その黒幕が擁立した対立後継者候補には驚いた。
英語以外の会話も多いので、日本語吹き替えで見た方がよかったかな。