2015年9月29日火曜日

東京たられば娘 - 東村アキコ

K君に借りて読みました。

相変わらずの東村節が炸裂して腹筋崩壊寸前。

登場人物たちは、他の作品であれば主人公以外に濃ゆい炸裂したキャラが色々暴れまわって舞台を縦横無尽に動き回るのだけれど、本作では主人公が一番笑えるポジションになっていると思う。

いや、性別も違えば立ち位置も違うので側から観た喜劇、という風にお気軽に楽しめるんだけど、ネタ元の「当事者」に近い妙齢のご婦人方は笑い飛ばせなかったりするものだろうか?

まぁ、結婚してもしなくても、子供が居ようが居なくとも、人生何かしら自身の弱点、逆境も笑い飛ばせるぐらいの度量・虚勢をはる器量を持ち合わせたい。それは家庭を持っている奴の余裕ですよと言われても困るけど。