2015年12月30日水曜日

The Beatles 1

11月にリリースの「ビデオクリップ」集を前面に打ち出した新装版の「1」。

当初はあまり動画も見ないし、いいかなぁとやり過ごす気でいたんだけど、CDの方がGiles Marinによる「リミックス」だというので、ちょっと恐る恐るな部分もあったけど買うことを決めた。

せっかくだからと、ボーナスBlu-rayも付いたCD + Blu-ray * 2 + ブックレットの豪華版(輸入盤)をゲット。

肝心のリミックス音源は、聴いて驚いた。初期の曲の音の分離が凄い。特に、I Wanna Hold Your Handの右チャンネルのギターとか近くで弾いている感じ。他にも話題のElenoar Rigbyのダブルトラックの取り消しなど楽しめた。あとはGet Backはこっちの方が迫力あるかな、と思いながらも2009リマスターを「正」とする姿勢は正しいと思う。

無闇に定位を変えたり、音圧上げるのがいいわけではないから。まぁ、これはこれで元々企画物だし、いいかなと。

本来の売りである映像は綺麗すぎてこちらも驚いた。映像のリマスターをどのようにやるのか想像できないが、こんなに鮮明になるものかと感動。大体一度は見てそうな有名なものばかりだが、買って良かった。

Free As A Bird や Real Loveのプロモもボーナスディスクに収録されており、こちらも満足。

 

2015年12月29日火曜日

熟成つけ蕎麦@赤羽金字塔

いよいよ仕事納めとなりまして、納会後ふらっと赤羽の金字塔に寄って熟成つけ蕎麦を頂きました。まさ締めの金字塔ということでw
同じようなことを考えているような人達が後から入店。ランチピーク時でないのに適当に席が埋まりました。
 
2種類の麺を味わえるのも、このつけ蕎麦の醍醐味。
最後は玄米茶割のスープで付け合わせのおこげを食べる、という定番コース。
 

 

2015年12月27日日曜日

ポークシチュー

前日の土曜も出勤日だったので、中1日の休み。

買い物して、年賀状やってあっという間に1日終わった気がする。

適当にスプラトゥーンもプレイしていたか。あとはあれだ、THE ALFEEの新譜が届いてたのでリッピングしたり、聴いたりと。掃除する気はまったく起きなかったw

で、晩御飯はビーフシチューの元でいつも通り豚バラ肉入れてポークシチュー。

2015年12月26日土曜日

辛味噌ラーメン@山頭火西新宿、ふたたび

約2ヶ月ぶり、2度目の山頭火でございます。
今回も運良く並ばずに入ることができ、自分の後は何組か外で待つ、ということだったので幸先よろしい。
ということで何注文しようかと思ったけど、すぐさま辛味噌ラーメン頼んでしまった。結構クセになっていると思う。

しかし次回はおすすめのとろ肉ラーメンに挑戦したい。

2015年12月20日日曜日

ハンバーグとカレー

この週末はちびすけ2号がクリスマスカップで泊まりで茨城まで遠征。日曜の夜に帰ってくるので、ハンバーグを作っておく。
うちは、木綿豆腐やエリンギを混ぜ込んだタネで、結構気に入っているけど、ちびすけ3号は少しでも豆腐の片鱗を見つけると「あっ!豆腐入れたでしょッ?!」と突っ込んでくる。
今回は多少見栄え良くと思い、付け合せもそれなりに用意してみたが、ほうれん草のソテー以外は大して評判も良くなく、がっかりw

作っている最中に、一番搾りの「横浜づくり」(ようやく見つけた)で一杯やりながら、付け合せのほうれん草をつまんだり。

後は、明日以降のことも考えてチキンカレーも仕込んでおく。

20:30頃には2号帰宅。銀メダルをもらったらしく、嬉しそうに語る。ハンバーグ「だけ」食べて、風呂入って眠った。

こっちも夕方からずっと家事ばかりで、疲れたので下町ロケットも途中でやめて寝ることにした。

 

2015年12月19日土曜日

THE DIG Special Edition CSN&Y

散歩中におもむろにブックオフに入る。特にこれと言ってお目当があるわけではないけど、今回はいいものを見つけることができた。

そのうちの1冊が、このCSN&Yのムック本。

出たとき買おうかどうか一瞬悩んで、即まぁいいかの類に押し込めてしまったのだけど、格安でゲット。読んでみると中々の良書でもっと早く読んでおくんだったと反省。

うれしいのは、Neil Youngについても半分弱のボリュームを割いているところ。できればディスコグラフィは普通に並べて欲しかった。

CSNもYoungも中途半端な枚数あるだけで、どちらもコンプする気はないけど、やはりいくつか気になるアルバムがあるのでいずれ聴いておきたい。

他にも小説も買ったので後日レビューしたい。

2015年12月18日金曜日

Doラーメン+チャーシュー丼セット

この日も遅かったので、何か食べて帰るかと思い立ち、近所のDoラーメンへ。

2度目の訪問。21時前だが、数名先客あり。でもやっぱり混んでないね。場所柄仕方ないと思うけど。

辛味噌ラーメンにしようと思ったけど、メニューに見当たらず仕方ないのでAセットであるDoラーメンと半チャーシュー丼のセットを注文。後からきたお客さんが普通に辛味噌頼んでいたので、あれっと思いながら脳内で苦笑い。

さて、Doラーメンは豚骨ベースの味でした。まぁ、濃すぎず脂すぎず適度な感じで食べやすい。チャーシュー丼のチャーシューも柔らかく丁度いい。

 

ハーモニー - 伊藤計劃

尼でハヤカワ書房のKindleセールだったので、以前読んだ伊藤計劃でもう1冊読むかと、話題の「ハーモニー」を読んでみた。

以前から伊藤計劃自体は(既に亡くなってしまったものの)話題に上るSF作家で、確かに「虐殺器官」は凄かった。プロットもそうだけど、救いのないエンディングにある意味納得せざるを得ない奇妙な説得感ある物語だった。

本作も前作に負けず劣らず、ハッピーエンドとは酷遠い、まぁ主人公自体親切の押し売りが嫌で僻地の紛争地帯の任に当たるくらいなので相当なもの。

「虐殺器官」ラストで生じた大災厄からの未来社会。減りすぎた人類は個々の生命を大事にフィジカルもメンタルもすり減らぬようWatchMeというナノマシンで病気を根絶し、争いのない世の中を作り上げつつあった。

紛争地帯から帰国した主人公トァンは、食事中の旧友が目の前で突然自殺を図る場面を目の当たりにする。同時に多数の人間がいたるところで自殺を図るという事件が発生。その真相を追っていく中でかつて自殺でいなくなったはずの学生時代の親友ミァハの影があることに気づき、捜査を続ける。

脳には影響しないはずのWatchMeに外部から意識を自在に操ることが可能なバックドアが仕掛けられ、全人類の意識、自我をなくすことで完全な調和(ハーモニー)を実現させようとする恐ろしい計画が進められていた…

なんだか人類補完計画のような目的。

虐殺器官の次がこれなので、もし著者が存命なら次はどんな世界を描いて、読者の心を鷲掴みにするのか気になる。

 

2015年12月16日水曜日

King Crimson The Elements Of King Crimson Tour in Japan 2015

ついに行ってきましたよ、King Crimson。
なんでも来日は12年ぶりとか。そんな経つのか?今回の会場はオーチャードホール。
夕方から渋谷に繰り出し、グッズ物販に並び、Tシャツをゲット。ライブ会場でもの買うこと自体が物凄く久々w 今年のヨーロピアン・ロック・フェス、近年のYES, ASIA, Paulではチケット代だけでカツカツ(涙)。まぁ、今回だって潤沢な資金があるわけではないけど、晩御飯も質素にしてTシャツゲット。
さて、今までも数回、来日する度に観てましたが今回は色々違う。まずは、悪く言うと懐メロ披露。よく言えば、過去の曲を21世紀に演奏する準備が整ったということか(Fripp御大的にw)
今年ゲットしたLive at Orpheumでも過去の名曲を披露していたけど量が少なく、全容を計り知ることが難しかった。
さらに今回の目玉はドラムス3人体制、しかもフロントに陣取るという他のバンドでは決して見られない陣形。これもOrpheumでは、トリプルドラムの真価が分かりづらく、意味ないのではという危惧も。
しかし幕を開けたら、納得の7人編成、このラインアップ。
まずは初めて生で聴く太陽と戦慄パート1。Pat MasterotteがBill Brufordの抜けた穴を埋めんばかりのパーカッション・プレイ。新メンバーのBill ReiflinやGavin Harrison との連携プレイが目をみはる。そして、このメンバーにはヴァイオリンがなくともMel Collinsのフルートがある。しかも合間に君が代を挟み込むサービス振り。かつてここまでオーディエンスに迎合するCrimsonがあっただろうか?迎合は語弊があるけど、いきなり鷲づかみな演奏、演出に酔ってしまう。
DGM Liveに詳細なセットリストがあるのでそちらを参考にして欲しいが、99年のConstrucKtion Of Lightでは、ボーカルラインの部分をすべてMel Collinsのサックスやフルートで新たな装いを施し、オリジナルではTrey Gunnが細かい低音を紡ぎ出していた部分をTony Levinが忠実に、そして骨太に鳴らしていく。今思うと、Levinを見るのはCrimsonとしては96年のダブル・トリオ、その後は99年のBruford Levin Upper Extrimites以来か?
70sの曲を聴いているとJakkoの幾分淡白なボーカルも悪くないなと、少なくともAdrian Berewには悪いけど今回のこのボーカル起用は大正解。まぁ、10年ぐらい前からCrimsonの旧メンバーと21st Century's Schizoid Bandで経験積んでるので、こなれてるんだろうけど。まさか、本家に合流するとは本人も思わなかっただろう。Fripp御大がどんな風に今回のメンツを集めたのか非常に興味深い。
セカンドアルバムのPicture Of City、IslandsのLettersなども飛び出し、心躍る。そして、トリプルドラムが凄いこと。その中でもReiflinが曲によってキーボードでメロトロンパートを再現しているところ。こういうのも今回の布陣の柔軟性が如何なく発揮されていると思う。
そのメロトロンと言えば、やはりEpitaph。この曲だったか、Fripp御大があまり弾かずにみんなの演奏を見ているような場面があり、あれはどういうことなのか気になる。

当然Crimsonと言えばライブで新曲を披露すること。このラインアップでの新曲、Radical Action Part 1〜Meltdown〜Radical Action Part 2 が演奏された。いずれ出るであろうスタジオ新作にどんな形で収まるか楽しみ。

本編最後はStarless。まさか本家の生演奏が拝める日が来ようとは。ただただ、感激。John Wetton不在は寂しいもののこの曲を本家がやる意味は大きい。

アンコールは戦慄パート2と21世紀の精神異常者。精神異常者は、ダブルトリオでの熟れすぎた演奏とは異なり、60sの空気があるところが面白い。ここでは、Gavin Harrison が長いドラムソロを放つ。この21世紀の精神異常者の持つ曲のパワー、魅了に取り憑かれて今日まで至っているけど、Fripp御大だけでなくファンである我々もこの曲に縛られていることを改めて思い知らされる。

こうしてKing Crimsonの名の下にかつての名曲が再演されたんだけど、今回のライブはこれまでのCrimsonとは別格で思い出に残るものでした。

2015年12月14日月曜日

レコードコレクターズ増刊号キング・クリムゾン

来日前なのでレココレも本気出して来ましたねw

ということで、Crimson本です。従来の記事が網羅されているようで、自分の手元にある95年発行のレココレ増刊ブリティッシュ・ロックVol.2の濃ゆい記事が(デジタルデータがないので)スキャンされて再録されているのが、懐かしくも嬉しい。

当然その後の記事も網羅。コレクターズクラブも含めてディスコグラフィーも完備。インタビュー記事も多く、とにかくCrimsonに関する活字欲は充たせること間違いない。

多分Crimson特集のときは大体レココレ買っているので、大体読んだことある記事ばかりではあるけど、まとまっているのがポイント。ボックスセットの記事も多い。

で、結局Starless Bible Blackってボックス買えばいいのか、単品の40th anniversary editionを買えばいいのか悩む。(Redの時はボックスのCDには入っていなくて40thにしか入っていない音源あったからね。まぁ、ボックスのDVD-AやBlu-rayオーディオ聴いてないからそっちにある可能性もあるけど。)

ただ惜しむらくは最新のボックスセットリストであるThrak Boxの記事がないこと。リリース時期を思えば仕方がないのかもしれないけど、どうせならここまで抑えて21世紀の完全版として欲しかった。

 

2015年12月13日日曜日

コールスローサラダと鶏の味噌炒め


珍しくコールスロードレッシングをわざわざ買って、コールスローサラダにしたら、ちびすけ共には不評。ええぇ〜、給食とかにも出るでしょう?キャベツなしが良かったとか、それじゃコールスローサラダにならんでしょーが。

鶏もも肉は、味噌と豆板醤、コチジャン、ニンニクで炒めた。ビールに合う。

2015年12月11日金曜日

ときめきポポロン♪ - チマメ隊

ごちうさ2期のED。

最初にニコニコで見た際は、「ロリコン製造機」という字幕に吹いてしまったw 言わんとしていることは分かるw 初見時のスキップ、カメラワークは凄いなと感心する。大きなお友だちの字幕も笑いながらも引いてしまう部分があるw それでも映像で観るのがオススメ。字幕は消しても良いw

こちらも声優3人が歌うアニソン。OPとは違いまったりした感じの曲。

1曲のみダウンロードで買ったから気づかなかったけど、CDだと3人それぞれのボーカルバージョンが聴ける。まざ、さすがにCD買ってまでとは思わなんだ。

しかし、ごちうさは1期、2期共に曲がいいです。

ノーポイッ! - Pettit Rabbit

ごちうさ2期のOP。

気付けば1曲買い、いや正確にはEDと合わせ2曲買いだけど、してしまいましたw

声優5人が歌っている、まぁ今風な曲で元気一杯のいい曲。今日日のアニソンらしく、とにかく音圧高く音も沢山詰まっているのでアレンジとかの勉強になる。

ニコニコでの字幕が脳内再生され、草不可避w

 

2015年12月10日木曜日

劇場版 超高速!参勤交代

超高速!参勤交代

小説読んだら、映画もいいらしいというので尼のプライムビデオで鑑賞。

色々端折られているけど、大筋のストーリーは同じ。

殿様が佐々木蔵之助というのがどうかと思ったけど、観ていると違和感なかった。敵老中役の陣内孝則がハマりどころで、実に悪党していてよい。飯盛女が深田恭子というのも、面白い。

ちょっと盛り込んで欲しかったのは、忍の段蔵の奥義の場面。あれは、見せ場の一つかと思うけど、忍びや御庭番の因縁は省略だったので仕方ないか。

気楽に楽しめる作品だと思う。これで気に入ったら、できれば小説版も読んで欲しい。

2015年12月9日水曜日

おろしロースかつ定食@松乃屋赤羽

今月は連日いつもより遅めに帰る忙しさ。

さすがにこの日ももう気力も尽きて、お腹も空いてw、なんとなくとんかつでも食べれば元気出るかな、とw

赤羽で降りて、一番街の松乃屋でおろしロースかつ定食をいただく。もう、ロースかつ食べられただけで元気出てきたよ。我ながら安っぽいなぁ、と思いながらご飯とかつの配分を考えながら食べ、ぴったりの按配に終えたときの小さな達成感。

いやぁ、こんな感じがいいんだな、と一人納得。

2015年12月5日土曜日

唐揚げとエビチリ

なんだかついこの間エビチリ作った気もするけど、また作ってしまった。

唐揚げと一緒にご飯が進むメニューだ。

2015年12月4日金曜日

味噌ラーメン@魂心屋藤沢

飲飲み会で結構お腹一杯でこりゃもう食べられないやと家路についたけど、2時間後魂心屋で味噌ラーメン食べてましたww

麺の固さ普通で頼んだけど、気持ち硬めなような… 正直、毎回ばらつきありますな。

味噌は期間限定だけど、いつもの豚骨の方が旨いと思う。

2015年12月3日木曜日

熟成塩そば@赤羽金字塔

午前中は飯田橋だったので、戻りがてら赤羽の金字塔でお昼にする。

久々のランチ金字塔。外で入るかどうか悩むサラリーマンを抜く形で入店。おそらくこの日一番乗りw まぁ、どうでもいいですな。

定番はつけ蕎麦だけどどうにも寒くなってきたので、熟成塩そばにクーポンで卵追加。なんだか丁度いいじゃない?

このさっぱりとした塩スープが本当に美味しい。ベーコンも旨いです。あっという間に平らげてしまった。

残念なのはつけ蕎麦でないので、玄米茶割で締められないこと。相当つけ蕎麦好きだなと再確認。でも、しばらくはあったかいどんぶりの麺にするかなぁ。

2015年12月2日水曜日

天ぷら蕎麦+ビール@嵯峨谷神保町

竹橋で仕事を済ませ帰りがてら神保町へ。かつてはディスクユニオンがありいい寄り道ができたのに残念。

この日は久しぶりに嵯峨谷へ寄ってみた。蕎麦・丼ものを注文した人に限りサービスで生ビール150円。

天ぷら蕎麦と一緒に頂いた。ここの蕎麦はあったかいのが旨いからこれからの季節はいいですな。

 

2015年12月1日火曜日

Pipes Of Peace Deluxe Edition - Paul McCartney


Tug Of Warに引き続き'83年リリースのPipes Of PeaceのDeluxe Editionのレビューをば。こちらも為替の影響を期待したが、カナダ尼でようやく7,000円台になったところで購入。
本作の目玉、話題は前作同様に他のアーティストとのコラボ。特にMichael Jacksonとの共演は出来もイイ。
でも久しぶりに聴き直して、というか本当に久し振りだった。それほど普段本作を聴くことが少ないことにはたと気づくw 今思うと、Michaelとの共演Say Say Sayこそ分かりやすく、勢いあるポップソングだと思うけど、全体通して聴くのが少々しんどいというか、どことなく飽きの来るところがある。
後で知ったのは、本作マテリアルが前作Tug Of Warの際に作られたもので、言わばそこから漏れたアウトテイク、悪く言うと前作基準に達していないものをお色直ししてリリースという風に取れる。実際、この頃からPaulのスランプ、音楽パートナー探しの道程が始まっており、後年のElvis CosteroとのFlowers In The Dirtまで袋小路に入ってしまうことになる。
まぁ、久々に聴くとそこはやっぱりMcCartneyミュージックテイストが溢れており、BeatlesっぽいThe Other MeやAverage Person、美しく優しいバラードSo BadやMichaelとのデュエットがスリリングなThe Manなどが楽しめる。バラード調の曲は安定していてトリを飾るThrough Our LoveはプロデューサーGeorge Martinの手腕もいかんなく発揮されていると感じる。
一方で Keep Under Coverは80sっぽいアレンジ、サウンドで時代に乗ろうとしているがどこかPaulっぽさが薄くなったり、インストHey Heyは遊び心もあるものの、わざわざStanley Clarkeにベースを弾かせている必然性も感じられず、この辺が詰めの甘さを感じるところだったりする。前作との繋がりを強調したようなTug Of Peaceもさほど効果があるとは思えない演出。
それとジャケットもぱっとしないと思う。
DVDは見所あり。定番ではあるがSay Say SayのMichaelとの映像での共演がいい。偽薬売りの御一行という物語仕立ての映像がマッチしていて面白い。Michael Jacksonのカリスマ性というのもよく分かる。
タイトル・チューンのPipes Of Peaceでは休戦状態でのお互いの軍の兵士同士の交流を、Paulが両陣営の兵士、将校複数を演じる多忙でユーモラス、そして平和のメッセージが込められた作品になっている。
ボーナスディスクはデモ中心。Say Say Sayはソロではなく、リミックスという形の別アレンジを収録。