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2026年1月30日金曜日

ポセイドンのめざめ(50周年盤) | キング・クリムゾン

ポセイドンのめざめ50 50周年記念SHM-CD+ブルーレイ・エディション (初回生産限定盤)

昨年秋にセカンド・アルバムである本作とサード・アルバムの「リザード」の50周年記念盤が出たので、買うつもりはあったがなかなかたどり着かなかったがようやく購入。
イエスの「危機 スーパーデラックスエディション」を買うつもりだったが、メジャーな通販サイトではいつのも間にか売り切れ。そんなに売れるものでもないだろうと思いつつ、そちらの捜索は続けつつも、その分の予算を今回は「ポセイドン」の方に回した次第。

さて、自分のクリムゾン歴の中でも比較的早く聴いたアルバム。後追いながらもファーストを聴いて、ちょうど90年代ダブルトリオ期だったので、その辺を聴いた後に手を出したと思う。

散々方々で語られているとおり、ファーストの二番煎じという印象もあるけど、それまでのライブで培ってきたアイディアが具現化されているし、主要メンバーが抜けたにも関わらずこの完成度である。これでフリップ自身も自分で継続していく意思が固まったのではないかと思う。

なんだかんだと好きな曲は多い。「冷たい街の情景」なんて最たるもの。この邦題のつけ方も抒情的で良い。途中のユニゾン部分は「21世紀の~」モロパクリかもしれないが、レイクのボーカルといい、ジャイルスのドラム、メル・コリンズのサックスとどれも素晴らしい。

後年色々なバージョンが出てくる「ケイデンス・アンド・カスケイド」の安らぎも心地よい。この元ネタが脱退したマクドナルド&ジャイルズの「アイビスの飛行」に発展していったのも面白い。ここのボーカルであるゴードン・ハスケルも合っている。

タイトル・トラックの「ポセイドンのめざめ」。これはもうたっぷりのメロトロンをあびるための曲といい切ってしまいたい。既に脱退が決まっているにも関わらず、メロトロンの洪水と相まって情感たっぷりに歌い上げるレイクも素晴らしい。

そして様々なコンピレーションでもおなじみの「キャットフード」。あの逆なでするような不安をあおるようなキース・ティペットのピアノ。あれに乗るレイクのボーカル。これでクリムゾンの曲の幅が広がったというもの。自作のリザードもこの流れを発展させたものなんじゃないかと勝手に思っている。

「平和(Peace)」をアルバムの各所に配置することでトータルアルバム感、コンセプトアルバム感を出そうとしているんだろうけど、正直そこまで効果的ではないように思う。曲は悪くないが、単に弱い。旧CDだと音量レベルが低くて聞きづらかったからなおさらそう思ったのかも。今回のリマスターで全般的に聴きやすくなっているが、それでも元の曲がそう強くないのが余計にわかってしまう。

最後を飾る「デヴィルズ・トライアングル」。ライブで定番だったホルストの「火星」を下敷きにしたもの。曲だけでいったら、ライブでやりこんでいた「火星」に軍配が上がる。それでも終盤に向けて荒れてくるサウンドコーラジュ的な編曲というかアレンジが「リザード」で発揮されるのかと思うと、あるいは後年のインプロヴィゼーション路線の下地かと思うと興味深い。

アートワークはシンフィールド主導で知り合いの画家に書いてもらったらしいが、正直パッとしないと思いながらも、合っていると言えば合っている。ファーストの強烈な印象は別物、あるレベルを超えてしまっているので、比較するのも酷かもしれない。

Blu-rayの方もぼちぼち聴いてますが、量が多くておいつかない。
もっぱらポータブルプレイヤーで聴く時間の方が長いので、同じ内容のものをCDにして欲しいんだよなぁ...ダウンロードキーでも可。まぁ、メディアがかさばるのが一番の理由なんだろうね。 

2025年12月23日火曜日

中古盤雑記

この日は19時ちょい前に仕事を終えて、御茶ノ水のディスクユニオンまで歩く。歩いても20分ぐらい。電車での乗り換えを考えると悪くない行き方かと。
特別にお目当てがあるわけではないが、おもむろに中古盤巡り。もちろん、いくつかあれがあったらいいな、みたいなのは頭にはあるが、店内をざっと眺めて獲物を狙うという感じで(笑)

で、20分ぐらいだろうか、店内をうろうろして以下をゲット。

・King Crimson / Earthbound 40th Anniversary Edition

Earthbound -CD+DVD-

普通のアースバウンドは持っているけど、ボートラ付きが欲しかった。

・The Rolling Stones / Hot Rock 2

ホット・ロックス1964-1971 - ザ・ローリング・ストーンズ

今年の夏にMore Hot Rocksを手に入れ、元々Hot Rocks 1はあったので、シリーズを埋めるためだけに買った。まぁ、480円だしOK。

・Traveling Wilburys / Collections

The Traveling Wilburys Collection

ジョージ・ハリスン、ボブ・ディラン、トム・ペティ、ロイ・オービソン、ジェフ・リンという豪華メンバーによるスーパーグループの全部入り。2000円代だったので、いい機会と思い購入。

・Suzanne Vega / An Evening of NY Songs and Sessions

An Evening of New York..

EBTGの既存アルバムのデラックス版と悩んで、今回はこちらを購入。たまに聴きたくなるスザンヌ・ヴェガ。

・Pink Floyd / Is There Anybody Out There: Wall Live 1980-81

Is There Anybody Out There: Wall Live 1980-81

ピンク・フロイドのザ・ウォールのライブ盤。中古で1000円代だったので購入。これって、もうリリースから四半世紀経つのか... かつてレココレの広告みていいなぁと思ったのを思い出した。

・The Flower Kings / Tour Kaputt

Tour Kaputt

フラワー・キングスのライブ盤。持ってなかったのでちょうどいい。1000円代で購入。

計6枚8,000円弱。悪くないんじゃない。豪華ボックスの類に見向きもせず、ひょっとしたらサブスクで聴けるかもしれないということは頭から外して、いいなと思ったものを買う。中古盤巡りの醍醐味ですな。

この日はアイドルグループが1日店長をやっていたようでちょうどお会計しようとレジに向かったら、終わりの挨拶をしていた。
しょうがないので(?)、拍手に付き合い、その後お会計。

お店を出てからは何か食べようとこれまた欲望のまま歩き出す。
ちょうど道路挟んだ向かいにいくつか飲食店があるので、覗いてみる。ラーメン屋さんが数件ならんでいるけど、入れると思った味噌らーめん屋さんに入って、味噌らーめんを注文。見た覚えがあると思ったら、味噌くまだった。御徒町にあるじゃん(笑)

味噌らーめん@味噌くま

まぁ、普通に美味しいからいいんだけど、こうして味噌らーめん食べていると赤羽の侍倶楽部が懐かしい。

腹ごしらえをして帰宅。帰宅後別にあまり食べるつもりはないんだけど、ちょうどおかず類がなくなって、まだこれから長男が帰ってくるというので、大根の味噌汁だけぱぱっと作っておいた。

こんなにCD買っておいてなんだけど、この日はTHE ALFEEの新譜「君が生きる意味」が届いていたので、その1枚だけリッピング。

君が生きる意味 (初回限定盤A)(Blu-Ray付)

Xubuntuで初めてリッピングしたけど、曲名が取得できず四苦八苦。結局、今回は手入力で対応した。


2025年10月11日土曜日

レッド - 50周年記念盤 | キング・クリムゾン

キング・クリムゾン 紙ジャケ レッド 50周年記念版

そういえば、昨年買って愛聴してるけど、ここで取り上げてなかったなと、思い出した。
ちょうど、今週はレッドを色々聴いてたのでちょうどいいかと。

今回も前作「太陽と旋律」50周年記念盤にならい、2CD+2Blu-rayのセット。まぁ、Blu-rayは移動中に聴けないからもっぱらCDからリッピングした音源ばかり聴いているんだけど。

CD1はスティーヴン・ウィルソンによる2024ミックス。歌ものトラックがインストゥルメンタル・ミックスとしてボーナストラック的に収録されている。
CD2はデヴィッド・シングルトンによるエレメンタル・ミックス。スターレスの各パート音源も収録されてて、個人的にはこのCD2の方が面白い。
何度も聴いているアルバムだけど、ロード・トゥ・レッドの40周年盤ミックスこそ多少の違いが楽しめたが、結局2009年の30周年盤で既に十分に満足してるんだなということを再確認する。今回の50周年盤は良し悪しを気にするほど聴き込んでいない。というかそんなに気にしてない。
今さらながら、4曲目の「プロヴィデンス」の良さが分かり、楽しんでいる。デヴィッド・クロスのバイオリンが非常にスリリングで、この後焦燥して脱退するのがもったいないほど。それぐらい、パワーあふれるウェットン/ブルーフォードのリズム帯に負けてない。以前はインプロといえば、USAの「アズベリー・パーク」だと思っていたけどなかなかどうして、さすが第3期キング・クリムゾン、奥が深いし、かっこいい。

今月末には、「ポセイドン」と「リザード」の50周年記念盤が出る予定。入手は少し先になるかとは思うけど、今から楽しみ。


2024年1月19日金曜日

太陽と戦慄 - 50周年記念盤 | キング・クリムゾン

今回に限らないけど、ブルーレイやDVDに大量の音源を入れられても、移動中に聴くのがメインなのでCDがソースでないとリッピングできず、いつも宝の持ち腐れとなっている感はある。
まぁ、たまにブルーレイレコーダーで再生したりしてみるんだけど、そんなしょっちゅうじゃないからね。

という訳で「太陽と戦慄」の50周年記念盤ですが、CDx2、ブルーレイx2とメディア的にはコンパクト。
前述のような環境なので、CDのみについてコメント。
面白かったのはディスク2。パート1の冒頭からしていい。
パート2の終わりも普通に終わるのかと思ったら、バイオリン?の音だけが伸びて残って面白い。

今回は輸入盤で買いましたが、一番最初に買った90年代初頭のDefinitive Editionでの国内ライナーノーツにあった「クリムゾンの6枚目のアルバム、されど1枚目のアルバム」みたいな文句と冒頭のパート1を聴いて、はぁ~なるほどねぇ~とうなった覚えがあります(笑)

2023年11月2日木曜日

ザ・ファースト・デイ | シルヴィアン&フリップ

ザ・ファースト・デイ

なかなか予算厳しくて、まだ「太陽と戦慄」の50周年盤が買えてないんだけど、そのリリースニュースを観た後にシルヴィアン&フリップのファースト・アルバム「ザ・ファースト・デイ」が再発されるというのも知った。
存在自体は知っていたけど、ジャパンやデヴィッド・シルヴィアンに疎くてちょっと敬遠してたというのが理由だったけど、せっかくなのでこういう機会でもないと手を出さないかなと思い、買うことにした。

まぁ、とにかく今回は装丁が豪華。紙ジャケも複数パターン付属している。正直、ここまで自分は求めてなかったんだけど、ファンは嬉しいよね。自分もなんだかんだ言って、デジタルリリースよりは物理メディアでの購入がメインだし。ちなみに同時に買ったストーンズの新譜にはでっかいポスターついてました。もう、なかなかポスター貼る機会はないのよね。カレンダーの方がまだ貼るかも。

それはさておき本作の中身ですが、ちょうどクリムゾンのダブル・トリオ始動前で、もっというと90sのクリムゾンをどう始動させるか検討していた時期だったので、今更ながら結構重要な作品に位置づけられる。ましてや、フリップ御大はシルヴィアンを次期クリムゾンにボーカルとしてスカウトしてたんだからなおさら。そして、バンドにはそのダブルトリオに加わるトレイ・ガンやメンバー候補にもあがったジュリー・マロッタ擁した布陣となっており、将来を見据えた活動となっていた。

音は今聞くと、そうそうこういう音だったという90sのフリップ御大のギター。7人編成以降ではああいう音色は聞かなかったと思うので、新鮮。当時はダブルトリオでもその後のプロジェクトシリーズでもアンビエントというかフリッパートロニクスというか、あえてギターっぽくない音色での演奏は散々聞いて、睡魔へのいざないとなっていた。懐かしいとすら、思う。

2023年10月12日木曜日

Music Is Our Friend Live in Washington and Albany, 2021 | キング・クリムゾン

音楽は我らが友 ライヴ・イン・ワシントン・アンド・アルバニー2021

先週からずっと「宮殿」を聴いてます。2009年の5枚組ボックスと2019年の3枚組ですが、全部で8枚。さすがにずっとは疲れますw

やっぱりここに詰め込まれた、情熱というか熱気というか、ここにしかないものがあるなぁ、と改めて感じます。

ひととおり、宮殿パーティーを終えて、ラストツアーからのライブを聴いてみた。結構、久しぶり。
The Hell Hounds of Krimでのトリプル・ドラムの挨拶から始まり、本編は「太陽と戦慄 Pt. I」。元々パーカッションも多く、ごちゃっとした感じだけど7人であることがうまく活かされていると思う。

オリジナルはブリューのボーカルが特徴的な「ニューロティカ」はトーキング・ドラムっぽい感じの始まり方で、ジャッコの憂いのある節回しによるボーカルが異なる魅力をまとっている。こういう感じだから、70sの名曲「再び赤き悪夢」につながっても違和感ない。こういうライブの流れのバランスが総じて、良くなっている。

終盤のStarless以降も圧巻。ただただ、素晴らしい。
Starlessをセットリストに復活させるのに、ブリューではなくジャッコなのは必然。

結局、この後の日本公演が最後のライブとなった訳だけど、リリースされるんだろうか?期待して待ってます。

それにしても、以前なら考えられないようなアルバム・タイトルだ。

2022年9月18日日曜日

エクスポージャー | ロバート・フリップ

Exposure: 4th Edition (Steven Wilson Mix) (CD+DVDオーディオ)

キング・クリムゾンのリーダーであるフリップ御大の初ソロ・アルバムをようやっと買いました。夏休み中には届いたので、そこからちょこちょこと聴いてます。

これまでも様々なディスク・ガイドなどでその存在は知っていたものの、なかなか手に入れようという動きにならなかったのは事実。
だけど、カリフォルニア・ギター・トリオやトレイ・ガンとのロバート・フリップ・ストリング・クインテットは早々に手を出したり、アンディ・サマーズとのI Advanced Maskや、昨年だかに出たグリッドとのコラボであるリヴァイアサンもストリーミングで聴いたりしたた。
にも関わらず、単独名義のソロ・アルバムはこれまで1枚も聴かずに、ここに至っていた。

なぜか?ディスク・ガイドやバイオ本での前情報にあった思想家グルジェフやフリッパートロニクスの部分で敬遠していた感は正直ある。
今回、スティーヴン・ウィルソンによるプログレ再生機構の一環で新たに出るということで、このタイミングで聴くことに決めた。
それほど思い入れもないので、ボックスセットは端から眼中にはない。

しかし、聴いてみて、聴くのが遅すぎると後悔した。もっと早く聴くべきだったと。
ありていに言ってしまえば、ギタリストのリーダー・アルバム。自分でボーカルは取らないが、交友あるシンガーに歌ってもらうスタイル。そのシンガーがダリル・ホール、ピーター・ガブリエル、ピーター・ハミルなんだから、ある意味贅沢。そうそう、ローチェスの歌姫テリー・ローチェやブライアン・イーノも参加してます。

ベストトラックは、BreathlessかDisengageかで悩む。
ガブリエルのセカンド・アルバムで聴ける、ヒア・カム・ザ・フラッドも収録されている。

クリムゾン解散後、次に向けて何をすべきかを模索していたようにも伺えるし、事実そうだったんだろう。80sのクリムゾンでやりそうなフレーズもあるし。
セッションではジョン・ウェットンも参加したようだけど、ベーシストのトニー・レヴィンが参加しており本採用はこちらとなる。レヴィンとのつながりが、後の活動の礎が出来た瞬間とも思える。

次に興味があるフリップ御大関連作品だと、セオ・トラヴィスとのデュオ・アルバム。そのうち聴いてみたい。


2021年11月27日土曜日

キング・クリムゾン来日公演@東京国際フォーラム



3年振りのクリムゾン来日公演。今回はなんと東京国際フォーラムのホールA。箱がでかい。
もしかして、1つ置きに座るからなのかと思ったら普通の配置。しかも入場にも列ができるくらい満員御礼な感じ。
17時過ぎに着くも列が長く入場に時間がかかり、グッズはあきらめた。
肝心の演奏はそれはもうバッチリ。ライブ自体久しぶりだが、それがまさかのトリプル・ドラムを擁するクリムゾンだとは。
2階席でもその音圧が凄い。耳が喜ぶ。胸が高鳴る。心も踊る。
途中ジャッコの機材トラブルもあったが概ね順調に進行。冷たい街の情景、レッド、宮殿など往年の名曲を繰り広げ、休憩はさみ後半へ。
ニューロティカやインディシプリンなど80sのレパートリーも絡めながら、本編はスターレスで締めくくり。
ステージ全体が深紅に染まり、キング・クリムゾンここに極まれり、と言った感がある。
アンコールも終え、トニーの写真タイムも終えてメンバーも掃ける中、フリップ御大が客席に向かって深々とお辞儀。
コロナ禍で来日してくれたバンドにこそこちらからお辞儀したいぐらいだ。

とにかく久々のライブを心置きなく楽しむことができた。
ありがとうございます。


2021年8月1日日曜日

The Elements Tour Box 2021 | キング・クリムゾン



ツアーがないけどツアーボックス。毎年恒例クリムゾンの住民税みたいな2枚組。

今回は珍しく、1曲目が毎度おなじみのWind Sessionでない。

11月~12月にかけて来日予定ですが、今まさに猛威を振るっているコロナが多少なりとも沈静化の兆しを見せないと、キャンセルは十分あり得ますよねぇ。もうキャンセルが怖くて、まだチケット買おうと思えない。

2021年3月24日水曜日

A Romantic's Guide to King Crimson|The Mastelottos

クリムゾンのドラマーの1人であるパット・マステロットとその奥方によるちょっと変わったクリムゾン・ソングのカバー集。

奥方が歌っているということで、歌もの中心のセレクトで、Two HandsやOne Time、Peopleといったブリュー作品が秀逸。

特にTwo Handsはどことなく憂いを帯びた感が増し、この曲の魅力やブリューのソングライティングの才を過小評価していたことを反省するぐらい素晴らしい。

Peopleはシド・スミスの伝記本でも、ブリュー本人がソロ用に取っておけばよかった(クリムゾンとして出すべきでなかった)と言っているぐらいだから、普通のポップソングとして扱うのがおかしくないのがよく分かる。

かつてウェットンが自作の3~4分の曲をフリップやエディ・ジョブソンが長尺曲としてあつらえてしまうと回想しているのを再確認できる。

こんな感じでいかにもプログレという化粧を落とすと、曲の本質が分かって面白い。いっそ、AORシンガー達に色々料理してもらうのもありかもしれない。フリップはスティック・メンやパワー・トリオによるクリムゾン・ナンバー再演については不快を顕したようだが*1、本作の印象を聞いてみたい。


*1 https://rollingstonejapan.com/articles/detail/30773/8/1/1

2021年1月5日火曜日

ボレロ|キング・クリムゾン

今更だけど、昨年からずっとボレロ聴いてます。きっかけは50th Anniversaryで毎週出てたやつですが、あれでボレロ聴いてたらいきなりはまって、以来ちょこちょこ聴いてます。

そしたら、年末からDGMでポセイドンのアウトテイク音源がリリースされ、続いてリザードのセッションもリリースされたので、これはと思い、ボレロを購入。(ちなみに、ポセイドン・セッションではグルーン&キャットフードを購入)

なんかいいですね。室内楽クリムゾン。美しい旋律。もし今自分が高校生なら、ブラバンに入ってボレロやりたいって言いそう。(別に吹奏楽経験はないw)

同様に、アイランズもはまってきてます。ジャッコのボーカル・バージョンもいい。やっぱりこの辺はエイドリアン・ブリューではなく、ジャッコが適役ですね。(ブリューにはブリューの良さがある。)


2020年12月12日土曜日

キャット・フード&グルーン|キング・クリムゾン

DGMで突如現れたポセイドン期のセッション音源。著作権保護延長のための方策らしい。

なかなか40周年記念ボックスを買うことも難しく、2nd~4thを網羅したSailor's Taleボックスは未聴だったので、雰囲気だけでも味わいたいとキャット・フードとグルーンのセッションがまとまったものを購入。聴いたらこれが驚いた。

何に驚いたかというとグルーンのTake1で既にそれなりの形になっていること。モチーフはフリップの持ちネタでクリムゾン結成前からそれっぽい演奏をやってたんだろうけど、これでリリースしてもそういうものかと思ってしまう。テイクが進むたびにタイトになってきたり、入れてくるフレーズもバリエーション出てくるけど、元の部分はそんな変わっていないのでやはりそれなりの完成度だったのでは、と思う。

バラで買えるのがいい。追って「冷たい街の情景」のセッション音源も聴いてみたい。

2020年9月13日日曜日

Elements of King Crimson Tour Box 2020

 毎年性懲りもなく出されては買ってしまう、2枚組のボックス。今年は早々にBurning Shedからゲット。

ついでにツアー(延期)Tシャツも購入。裏面にはツアー日程の上に「Postponed」というスタンプが押されている凝りよう。多分、これがなかったら買ってなかったかも。

トリプル・ドラムの一旦を担い、キーボードも担当していたビル・リーフリンの急逝を受け、ブックレットに2019年ツアーでのリーフリンとのやり取りが記載されている。フリップ夫妻のやさしさが感じられる。

2020年6月14日日曜日

キャットフード | キングクリムゾン



Burning Shedから購入。国内版は帯やらボーナストラックもあったようだけど、今回はそこまでは別にいいかともう金額優先で輸入盤。

このタイミングでElements Boxの2019版も合わせて購入。2枚目はProjecKtシリーズ多めなのでいまひとつ。そんなに押されてもなぁ、と。正直、それらがいっぱい入っているスラック・ボックスはなかなか買わないと思う。

あとでレココレも買いました。

2019年12月20日金曜日

クリムゾンキングの宮殿(50周年記念盤)

もう何度目、何枚目の購入かわからない「宮殿」(In The Court Of Crimson King)の50周年記念盤。

2009年に40周年記念盤が出て安心していたのに、KC信者はまた次のループが始まるのかと軽く恐怖に見舞われている。とは言え、ここ最近出ている20枚前後のボリュームでなく、大変リーズナブルな内容になっている。

一方で、2009年も2019年も他のボックスのようなツアー丸ごと収めるようなことがないのは、どういうことなのか?どっかで69年ツアー完全版が出たりするんだろうか?

正直、2009年リマスターで十分満足しているので、2019年盤のどこが凄くなったかとかは正直どうでもいいと思っている。

2018年11月27日火曜日

キング・クリムゾン来日公演



3年ぶりの我らがクリムゾンの来日公演。前回より1人増えて8人編成で、相変わらずのトリプルドラム。前回センターで叩いていたビル・リーフリンはキーボード専任。曲によっては今回センターのジェレミー・ステイシーもキーボードを弾く。
冒頭からトリプルドラムによるアンサンブルが始まり、そこからニューロティカへ。最近は80sの歌ものもレパートリーになっているようで、ジャッコのボーカルも違和感なく楽しめる。
サーカス〜リザードでやったボレロがと白眉の出来。メル・コリンズがいる意義も大きい。
レベル5で前半終了。休憩を挟み、後半は怒涛のクラシック・クリムゾンへ。
まさかの堕天使。生で観られるとは露ほど思わず、これだけでも来た甲斐あったなと。
最後はスターレスで〆。この曲でのみ赤いライティングへ。精神異常者はやらなかったものの大満足。


この日を皮切りに一月弱のジャパンツアー。来月も再びオーチャードホールへ戻ってくるのだが、財政的に厳しいので今回のみの参加となる。

2018年5月28日月曜日

ライブ・イン・シカゴ|キング・クリムゾン



クリムゾン8人編成によるシカゴ公演のフルライブ・アルバム。

ドラム兼キーボードのビル・リーフリンが療養中で抜けた穴をジェレミー・ステイシーが埋め、リーフリン復帰後もそのままバンドに残り、リーフリンはキーボード専任となった。

相変わらずドラムス隊は前列に陣取る布陣。

今回は意外と80sのレパートリーが増えており、この辺がエイドリアンを将来の9人目のメンバーとか言ってなんとなくいい気分にさせたやり取りで演奏の了解を取り付けたのか、定かでないが、このあたりも網羅するとなるとボーカルのジャッコも求められるものが大きい。

相当な数のライブをこなし、バンドなり、彼なりの過去曲の解釈がされているので、単純な比較は出来ないが、大健闘していると言って過言ではないと感じる。

特にIndisciplineは、正に生まれ変わったと言える出来栄えで、このラインナップでやる意味というのも見出だせるのではないか。

そして、CirkusやIslands、Lettersといった二期のレパートリーも素晴らしい。ここはやはり当時のオリジナルメンバーであるメル・コリンズの力も大きい。とにかく、体力使う楽器なのでうまくバランス取りながら、続けて欲しい。

年末に来日を控えているが、本作でしっかり予習して、更なる進化を目の当たりにして驚きたいものである。

2018年1月18日木曜日

レコードコレクターズ2018年2月号




キング・クリムゾン特集ともなれば、買わずにいられない。今回は二期のボックス・セット、セイラーズ・テイルを徹底解説。
てっきり、アイランド期のライブのオンパレードだけかと思ったら、ポセイドン、リザード、アースバウンドの40周年盤まで収録とか、欲しくなってしまう。
スターレス・ボックス以降ねだんもはるのでわなかなか入手に至らないが、ちょっとこのセイラーズ・テイルは欲しい。
Blu-layに色々突っ込んでくれるのもいいんだけど、なかなか聴きづらく、iPod Touchでも聴けないので、正直ダウンロード特典とかにして欲しい。
ローラ・ニーロ特集も興味深い内容で、「イーライがやって来る」の元ネタが彼女の歌だとは知らなかった。
2017年のリイシューまとめもあり、冒頭10タイトルのうち4タイトルを抑えていたので、まずまずか?

2018年1月10日水曜日

プログレギターの魔術師たち

プログレ・ギターの魔術師たち Wizards of Progressive Rock Guitar (ギター・マガジン)


先週は新年会と1日仕事行って1週間終わりまして、週末を迎えた訳だけど、土曜日あたりから体が怠く、日曜から熱っぽくて寝込む。祝日も挟んだお陰で病院も行けず、結局火曜日の朝に通院して検査してもらったらインフルエンザB型。オーノーだずら。仕方がないので会社にはその旨伝えて自宅療養させてもらう。
ついでにその日の夕方相方もちょっと怠くて熱っぽいかもというので病院行ってきなと送り出す。そうしたLINEでインフルエンザA型の報告が… うーむ、夫婦でやられたか。

まぁ、そういうことで熱もさることながら体中の関節が痛くて寝てても辛い。

そんな中音楽聴いて本読むか、映画観るかぐらいしかできないので、普段読めない本を引っ張り出してきて読んでたんだけど、その中の1冊にシンコーミュージックの「プログレギターの魔術師たち」というマニアックなムック。
結構前に途中まで読んでそのままだった。

とにかくこのジャンル好きな人はマニアが多いので、その華麗で複雑な背景を解き明かされるのが嬉しくて嬉しくて言葉にできない(by オフコース)。

ピンク・フロイドのデイヴ・ギルモア、イエスのハウ師匠、キング・クリムゾンのフリップ御大、ジェネシスのハケット先生と言ったメジャー処からキャメルのアンディ・ラティマー、ラッシュのアレックス・ライフソン、元クリムゾンの象の音をギターで奏でる男エイドリアン・ブリューなどインタビューを交えながら、奏法解説、機材紹介など盛りだくさん。
特に機材紹介は大変参考になる。実際ハウ師匠はイエス来日講演でちょっと前のLine6のVariaxを使っていたが、ここでも重宝している旨取り上げらていた。しかも同じくLine6製品であるHD500との組み合わせということで興味深い。
フリップ御大はまったく普通でないので、真似ようという気も起きないw 普段のチューニングからしてオリジナルチューニングだし、ローランドのギターシンセまで駆使して音作りしているので、異様なまでのオリジナリティで脱帽してしまう。
ラッシュのアレックス・ライフソンはトレードマーク的なギターもなく、音のとおり時代とともに使う楽器が変わっているので面白い。

まだネットでは買えると思うので、興味のある方、プログレ・ファンにはオススメできる1冊。

2017年10月6日金曜日

Live In Vienna | King Crimson


キング・クリムゾンの最新ライブ盤。2016年のウィーン公演とボーナス・ディスクに2015年の来日公演を収録。
ウィーン公演は、ジェレミー・ステイシーを加えた8人編成、御大呼ぶところのダブル・カルテットとなっており、トリプルドラムをフロントに配する布陣はそのままに、ビル・リーフリンをキーボーディストとして使っている。
この布陣ゆえに、「リザード」や「アイランド」の曲も違和感なくできるというもの。
ジャッコのボーカルも以前より力強さが増して、ウェットン期の曲も随分とさまになってきたと思う。
来日公演は公演前の場内アナウンス含めているところが、臨場感出て、あのオーチャードホールの空気が甦る。

本作はある意味クリムゾンに興味のある初心者にもおすすめできる内容ではないかと思う。それぐらい良作。