'95年リリースのProgressツアー(春)のNHKホールからの音源。
新作プログレ色のある曲が多い「夢幻の果てに」をひっさげてのツアーで当人達も「挑戦」の日々だったことから、その記録を残すためにという意気込みでリリースされたもの。当時のラジオでもツアー前のリハーサルで相当練習したと言っていたのが印象的。
それまで彼らのライブと言えば限定盤の「One Night Dream」だったので、それをアップデートする形でのライブ盤だなと感じる。
「High-Heel
Resistance」や「Saved By The Love
Song」、「A.D.1999」といった往年の曲も変拍子を交えたプログレっぽいアレンジにしたり、組曲Agesも入れたりと新曲だけでなく全体でツアータイトルに恥じないステージ作りがされている。
それでもいつものTHE ALFEEなので「哀愁は黄昏の果てに」のような歌ものはきちんと聴かせてくれる。
それにしてもA.D.1999なんかこの頃からのアレンジでないと、ライブでは乗れなくなってしまっているから恐ろしい。
これ以降も普通の歌もののふりして素知らぬ顔してプログレ要素をぶち込んでくるので面白い。
2015年には「デビュー40周年スペシャルコンサート」もライブ盤としてリリースされている。